裏の藪、山際の竹林下に 地エビネが咲きました。ここでは早くに春蘭は掘り尽くされて無くなってしまいました。が 地エビネは見逃されたか 家の草藪や前庭の外の山に幾群か残っていて、この時季に藪を覗く楽しみになってます。
この群は去年の台風で倒された竹を避けています。藪の天井の大木や竹は吹き折られたり飛ばされたりで、そのとばっちりが 下草の上にも及んでますが しぶとく避けて頑張って咲いてくれました。
村の棚田に早苗が植わり始まりました。棚田の低い方からです。
仲間のKさん家は、来週かな、と言ってます。苗の育ちが この処の照り不足で 一寸遅れ気味なんだそうです。
村で稲を作る家は 数える位しかなくなりました。田植え機を装着できるトラクターを処分して、田圃は専農で大規模にやっている人に貸して作ってもらうんだそうです。若い者が継いで遣ってくれないそうで、仕方が無いんだと。寂しい事、
周りは見る間に緑の色が濃くなって、どんどん季節が進んでます。
家周りの様子に戻ります。
裏藪の茗荷は 草を突き抜いて葉を広げてきました。ミョウガタケの時期は過ぎました。周りの山には沢山あって 家にも進出して来てます。
私が持ち込んだ 明日葉もジャングルになってきてます。山菜の蕗の薹やタラの芽の頃には 萌え出したばかりの可愛い芽を摘んで一緒に天婦羅にしてたんですがね。
去年の台風で枝を随分吹き折られて、スカスカにされた家の大楠は新芽がぞっくり生えて来てます。写真では撮れてないんですが 風に戦いでピカピカ光ってます。大きな手で剪定してくれた様で 空が見えてたんですが、この具合では直に茂ってしまいそうです。
畑の方は 草を剥がして 夏野菜の畝を作るべく、シャベルで掘ってます。畝が長いんで 後どれだけ掘るか、畝の終わりを振り返り見ては スコップを踏んこんでます。掘った溝には剥がして枯らして置いた草や 春野菜の抜いたのやを放り込んで肥やしを入れて 埋め戻しやっと一畝が出来ます。
こんな村でも コロナの話が出ます。木更津でも、袖ケ浦でも危ないらしいとか、心配です。