残業代はちゃんと支払われていますか? 中には、サービス残業が当たり前になっているという人もいるのではないでしょうか。
サービス残業というのは、文字通り“お金の出ない残業”です。プライベートの時間のみならず睡眠時間まで削られることがあるのに、その時間分の対価が支払われない……。このような状況だと、仕事のモチベーションはあがりませんよね。
このようなサービス残業を改善するべく、国も動いています。それを、厚生労働省の「監督指導による賃金不払いの是正の結果」から見ていきましょう。
■この10年で1兆8,000億円以上の是正支払額が
平成15年の3月から平成25年の3月までの間で、14,000件近くの企業に、割増賃金の是正が起こっており、不払いだった残業代が支払われています。対象者も15万人を超えており、多くのところで見直しが起きています。
支払われた金額は、この10年の累計で1兆8,000億円以上にものぼっています。1人当たりの金額も100万円~140万円とかなりの金額であり、大きく改善していることがうかがえます。
ちなみに、対象労働者の数がもっとも多かったのは平成15年から平成16年までの1年間です。現在は、金額も対象者も、平成15年の半分程度になっています。
■それぞれの企業の在り方
単純に、サービス残業をしていると言っても、その方法はさまざまです。
・自己申告方式で記録していた。記録上は定時あがりが多かったのにも関わらず、パソコンを切った時間は定時よりもずっと先であったことから判明した
・自己申告制度をとっていたが、建物への出入りの時間との間に大きな差が見られた
・内部で働いている人間から、監督署への相談があった
・タイムカードに記録はされていたものの、残業にかかるときの割増料金が発生していなかった
などが、その代表例です。
■とにかく相談するのが第一
残業が慣例化していて、しかもそれが長時間に及ぶ場合、それを打破することが必要です。
しかしながら、上司に直接かけあって状況を改善する、というのはなかなか難しいでしょう。
STOPサービス残業!10年間で不払いの残業代が支払われた人は15万人も!
サービス残業というのは、文字通り“お金の出ない残業”です。プライベートの時間のみならず睡眠時間まで削られることがあるのに、その時間分の対価が支払われない……。このような状況だと、仕事のモチベーションはあがりませんよね。
このようなサービス残業を改善するべく、国も動いています。それを、厚生労働省の「監督指導による賃金不払いの是正の結果」から見ていきましょう。
■この10年で1兆8,000億円以上の是正支払額が
平成15年の3月から平成25年の3月までの間で、14,000件近くの企業に、割増賃金の是正が起こっており、不払いだった残業代が支払われています。対象者も15万人を超えており、多くのところで見直しが起きています。
支払われた金額は、この10年の累計で1兆8,000億円以上にものぼっています。1人当たりの金額も100万円~140万円とかなりの金額であり、大きく改善していることがうかがえます。
ちなみに、対象労働者の数がもっとも多かったのは平成15年から平成16年までの1年間です。現在は、金額も対象者も、平成15年の半分程度になっています。
■それぞれの企業の在り方
単純に、サービス残業をしていると言っても、その方法はさまざまです。
・自己申告方式で記録していた。記録上は定時あがりが多かったのにも関わらず、パソコンを切った時間は定時よりもずっと先であったことから判明した
・自己申告制度をとっていたが、建物への出入りの時間との間に大きな差が見られた
・内部で働いている人間から、監督署への相談があった
・タイムカードに記録はされていたものの、残業にかかるときの割増料金が発生していなかった
などが、その代表例です。
■とにかく相談するのが第一
残業が慣例化していて、しかもそれが長時間に及ぶ場合、それを打破することが必要です。
しかしながら、上司に直接かけあって状況を改善する、というのはなかなか難しいでしょう。
STOPサービス残業!10年間で不払いの残業代が支払われた人は15万人も!