近年、労働環境の変化にともない、労働者の心身の健康問題が深刻化しています。自分の仕事や職業生活に関して「強い悩み、不安、ストレスがある」とする労働者の割合は全体の60%にものぼり、仕事の生産性や働きがいに影響を及ぼしています。さらに、ストレスや疲労の蓄積、長時間労働、睡眠不足、うつ病、生活習慣病などの病気につながることもあります。
このような背景から「メンタルヘルス」への取り組みが健康の保持・増進のために重要視されるようになりました。今回は、職場のメンタルヘルスを取り巻く最新の状況を解説します。
メンタルヘルスとは?
「メンタルヘルス」とは精神面(こころ)の健康のことです。世界保健機関(WHO)の健康の定義の一つであり、健康でいるためには欠かせない要素になります。健全なメンタルヘルスを保つためには、精神的な疲労、ストレス、悩みを上手にコントロールしこころの病気を予防することが大切です(*1)。
こころの病気に対する偏ったイメージは正すべし
こころの病気に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?残念ながら「自分https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180816-00010000-seraijp-hlth