Good-Bye
何かが音もなく崩れていく
往年のスーパースターたちが消えていく
輝かしければ輝かしいほど闇も濃くなる
そうなんだ、僕らはいつも時代の上で生きている
そしていつかその時代も終わっていくのだ
継続している時間の流れにも溝はある
もうすぐ僕らの時代は終わろうとしている
さよなら、Good-Bye!次の時代の人たちへ
何かが音もなく崩れていく
往年のスーパースターたちが消えていく
輝かしければ輝かしいほど闇も濃くなる
そうなんだ、僕らはいつも時代の上で生きている
そしていつかその時代も終わっていくのだ
継続している時間の流れにも溝はある
もうすぐ僕らの時代は終わろうとしている
さよなら、Good-Bye!次の時代の人たちへ
縄
卑弥呼の時代に
縄は模様だったように
現代の時代に
縄は特別な意味が与えれた
天からするりとぶら下がる縄
それに縛られ
エロスを感じる者もいれば
自らの命を絶つ
消えた身体の不穏を感じる者もいた
それは僕らの神経組織に癒着して
何れ組織を編み直されざるものとなる
世界は何れ縄で絞められるのだ
卑弥呼の時代に
縄は模様だったように
現代の時代に
縄は特別な意味が与えれた
天からするりとぶら下がる縄
それに縛られ
エロスを感じる者もいれば
自らの命を絶つ
消えた身体の不穏を感じる者もいた
それは僕らの神経組織に癒着して
何れ組織を編み直されざるものとなる
世界は何れ縄で絞められるのだ
爪
突き立てた鋭い爪は
背中に容赦なく爪痕を付けた
普段は爪は手の内側に収められ
用意周到に隠されているが
ここぞという時に容赦はしなかった
手入れに抜かりはなかった
爪の持ち主はやっかいな女だった
突き立てた鋭い爪は
背中に容赦なく爪痕を付けた
普段は爪は手の内側に収められ
用意周到に隠されているが
ここぞという時に容赦はしなかった
手入れに抜かりはなかった
爪の持ち主はやっかいな女だった
カクテル
そのカクテルは
どぎつい色をしていた
けっして美味しくはなかったが
何故かウケていた
それは食虫植物に似ていた
色に惑わされた虫たちが群がり
最後に植物に食い物にされるように
飲んだ者はその時はよかったが
翌朝は地獄のような苦しみを味わうのだった
その地獄から逃れるために
翌朝を待たずして、またそのカクテルに手を出す
そのカクテルの餌食となった者数多く
地獄と天国の間をHigh and Low
そのカクテルは
どぎつい色をしていた
けっして美味しくはなかったが
何故かウケていた
それは食虫植物に似ていた
色に惑わされた虫たちが群がり
最後に植物に食い物にされるように
飲んだ者はその時はよかったが
翌朝は地獄のような苦しみを味わうのだった
その地獄から逃れるために
翌朝を待たずして、またそのカクテルに手を出す
そのカクテルの餌食となった者数多く
地獄と天国の間をHigh and Low
黒い太陽
子供心に僕は思い描いた
世界は七色で溢れているのに
ただ一つ太陽だけが黒かった
誰もがこの子供は
尋常ではないと指さし
異常のレッテルを貼られた
これは真実の裏返しである
子供心に僕は思い描いた
世界は七色で溢れているのに
ただ一つ太陽だけが黒かった
誰もがこの子供は
尋常ではないと指さし
異常のレッテルを貼られた
これは真実の裏返しである
汗をかく女
太陽の光を浴びて
育まれた小麦色の肌は
夜の闇に紛れて
しっとりと濡れる
無駄な肉を削ぎ落とした
細身の締まった身体は
夜の営みの中で激しく揺れた
額から珠のような汗が噴き出し
ほとばしり流れ出すままに
激しく身体をくねらす
男女の身体の逢瀬が終わった後に
女の露わな背中は少し冷たく濡れていた
太陽の光を浴びて
育まれた小麦色の肌は
夜の闇に紛れて
しっとりと濡れる
無駄な肉を削ぎ落とした
細身の締まった身体は
夜の営みの中で激しく揺れた
額から珠のような汗が噴き出し
ほとばしり流れ出すままに
激しく身体をくねらす
男女の身体の逢瀬が終わった後に
女の露わな背中は少し冷たく濡れていた