自由への権利
私は鳥かごにいれられたお人形
どこにも飛び出せないし
瞬きすらすることすら許されない
それでも私の心は叫ぶ
監禁されて奪われた自由を
取り戻すんだわ
人形の私だって自由を謳歌する
権利があるはずよ
この死んだような部屋から
沈殿した暗い闇から這い出る権利が。
私は鳥かごにいれられたお人形
どこにも飛び出せないし
瞬きすらすることすら許されない
それでも私の心は叫ぶ
監禁されて奪われた自由を
取り戻すんだわ
人形の私だって自由を謳歌する
権利があるはずよ
この死んだような部屋から
沈殿した暗い闇から這い出る権利が。
手紙
手紙なんて書く趣味はなかった
手段はどうでもよかった
この思いをあなたに伝えるには
どうすればいいかばかり
考えていた
離れ離れになっているとき思う
あなたへの思いは切なすぎる
この切ない気持ちは
どうすればあなたの元に届くの?
手紙なんて書く趣味はなかった
手段はどうでもよかった
この思いをあなたに伝えるには
どうすればいいかばかり
考えていた
離れ離れになっているとき思う
あなたへの思いは切なすぎる
この切ない気持ちは
どうすればあなたの元に届くの?
奇妙な世界
奇妙な世界が
私を狂わさせる
あなたのせいだわ
あなたに会うまでは
それは普通の生活だったわ
それがあなたのせいで
私は淫らな女にさせられて
従僕のように思想の下で
操られている
奇妙な世界が
私を狂わさせる
あなたのせいだわ
あなたに会うまでは
それは普通の生活だったわ
それがあなたのせいで
私は淫らな女にさせられて
従僕のように思想の下で
操られている
私の涙
私の流した涙は何だったの?
君はそっけない素振りで
後ろ姿を見せて行ってしまったけれど
そんな冷たい態度を見せて
私が君に追いすがるとでも思った?
わたしの涙はすっかり乾いてしまって
君への思いも断ち切ってしまった
でも君が振り返ってくれたなら
違うストーリーが待っていたかもしれない
今ではもう全てが過去になってしまった
私の流した涙は何だったの?
君はそっけない素振りで
後ろ姿を見せて行ってしまったけれど
そんな冷たい態度を見せて
私が君に追いすがるとでも思った?
わたしの涙はすっかり乾いてしまって
君への思いも断ち切ってしまった
でも君が振り返ってくれたなら
違うストーリーが待っていたかもしれない
今ではもう全てが過去になってしまった
遠ざかる空
カメラに収めたと思った姿は
君がいなくなってから
まるで消えるように
遺影になって色あせてしまった
まるでもう千年の時が
一瞬のうちに過ぎ去ってしまったように
空がどんどん遠ざかって見える
僕は空に向かって手を伸ばしても
君はどんどん遠ざかってしまう
わたしはどうすればいい?
カメラに収めたと思った姿は
君がいなくなってから
まるで消えるように
遺影になって色あせてしまった
まるでもう千年の時が
一瞬のうちに過ぎ去ってしまったように
空がどんどん遠ざかって見える
僕は空に向かって手を伸ばしても
君はどんどん遠ざかってしまう
わたしはどうすればいい?
天才の夭折
どんな天才でも
死は避けられない
寧ろ、神に好かれていれば
神は残酷に夭折させてしまう
翼を羽ばたかせるだけ
羽ばたかせて
突然、神はその翼を
もいでしまう
どんな天才でも
死は避けられない
寧ろ、神に好かれていれば
神は残酷に夭折させてしまう
翼を羽ばたかせるだけ
羽ばたかせて
突然、神はその翼を
もいでしまう
桜の散る時
全ての季節は巡る
あなたと会って
幾度春を迎えただろう
気がついた時には
今年の桜は
全て散っていた
毎年変わらぬように思えるが
私たちは確実に老いに
向かっている
私たちに残された時間は
意外に短い
このまま来年も
桜が散るのを黙って見ていろと
君はいうのか
全ての季節は巡る
あなたと会って
幾度春を迎えただろう
気がついた時には
今年の桜は
全て散っていた
毎年変わらぬように思えるが
私たちは確実に老いに
向かっている
私たちに残された時間は
意外に短い
このまま来年も
桜が散るのを黙って見ていろと
君はいうのか
恐怖に酔いしれる
そこいら中、狼のいる中
君は歩いているのさ
狼たちは涎を垂らしながら
君の挙動を追っている
いつでも襲う準備はできている
後は雲に隠れた月が
合図を出すまでさ
君は恐れおののき
助けを求める
しかし助けは雲に阻まれ
夜の王子には届かない
この世で一番恐ろしいのは
恐怖一色に染まり氷つく瞬間なのだ
そこいら中、狼のいる中
君は歩いているのさ
狼たちは涎を垂らしながら
君の挙動を追っている
いつでも襲う準備はできている
後は雲に隠れた月が
合図を出すまでさ
君は恐れおののき
助けを求める
しかし助けは雲に阻まれ
夜の王子には届かない
この世で一番恐ろしいのは
恐怖一色に染まり氷つく瞬間なのだ
再会
わたしはあなたを一目見たときから
好いておりました
夜な夜なお隠れになっている
あなたの部屋の一室の出窓の外で
あなたをお慕い申しておりました
わたしはいつも目くばせをして
あなたの姿を探して
あなたが振り向いてくれるのを
待ちました
あの日、あの時のことを
あなたは覚えているでしょうか
それともお戯れとして忘却の彼方に
葬ってしまっておられるでしょうか
わたしはあなたとの再会の機会を
伺っておるのでございます
わたしはあなたを一目見たときから
好いておりました
夜な夜なお隠れになっている
あなたの部屋の一室の出窓の外で
あなたをお慕い申しておりました
わたしはいつも目くばせをして
あなたの姿を探して
あなたが振り向いてくれるのを
待ちました
あの日、あの時のことを
あなたは覚えているでしょうか
それともお戯れとして忘却の彼方に
葬ってしまっておられるでしょうか
わたしはあなたとの再会の機会を
伺っておるのでございます