本城陸上クラブは(市民ジョギングもあります)、「今より成長を目指して」が指導方針です、特に長距離は専門です。

「本城公園」拠点に小中学生から大人までのランニング活動チーム
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マラソン練習「第5回 個人個人」

2008-06-14 | マラソン練習
 そもそも、マラソンとは42.195kmを自分の走力に合わせてペース配分をし、ゴールまで走りぬくことが基本です。
 テレビで見る一流選手のペースメーカーが付いたり集団での勝負といったことはそれまでのトレーニングで42.195kmの距離をイーブンペースで走りぬく練習はすでにクリアできている選手がしのぎを削って闘っているのです。
 一流の選手たちは月間走行距離も1000kmを超えその内容も質の高い練習となっています。
 そしてその選手たちはトレーナーが付き、栄養士が付き、合宿を組み、高地トレーニングをしといった環境に恵まれた中で練習しているのです。
 私たち市民ランナーがその中のどれくらい取り入れることができるか。
 毎日の仕事に、残業、家族サービスに少ない練習時間とても同じようにはできないでしょう。
 それでも日本のマラソン人気は東京マラソンを見れば分かるように3万人規模のマラソン大会が実現しました。 
 今年の、かすみがうらマラソンや昨年の青島太平洋マラソンなども参加人数が軒並み増加しています。
 人間の本能を刺激するのでしょうか。
 もともと戦いを好むということかもしれません。
 
さて、これからが本題です。

この競争を好むことがフルマラソンを走る上でいろいろな弊害を巻き起こします。

よくある・・・

第一に、走るペースはとりあえずスタートして楽なペースでいけるところまで行く。


第二に、目標がライバルのタイムや順位の場合

このような場合に、後半は大失速し完走したがボロボロになったというもの。
そして、練習では距離走を行かずに20kmくらいの練習だけで出場する。
練習ではいつも競争になり全力になる。

このような方はフルマラソンを完走する練習ができていません。

マラソン完走は自分次第なのです。

1 ペースを適正に保ち、ずっとそのペースで走れるかな?と思うくらいの感覚。
 (その日の体調、気象条件、季節などにより感覚は変わるものです)

2 周りのペースが上がっても自分の練習してきたペースを信じてそのペースを守 れる我慢。(練習以上のペースで走りきれない)

3 終盤の失速を最低限に抑えるための距離走をこなし、自信をつけているか。
 (距離を踏むと後半も足が疲れにくい)

この3点を守りつつ周りの選手と頑張っていくことが大事です。

勝負は35kmを過ぎてからです。

42.195kmを走るなかで全員がきつくなるポイントも違うしスタミナも練習も実力も違うのです。

まずは、練習でのタイムからフルマラソンの目標タイムを計算し1km、5kmのラップタイムを割り出し、定期的にペース走などを行い、その距離を伸ばし体でそのペースを覚えましょう。

その練習こそが個人個人のペースですから。

無理はいけません。

8割くらいで抑えておけば、後半の失速は最低限で済みます。

また、練習で後半失速してはいけません。

それは最初から余裕がなかったことになります。

フルマラソンのペースとしてはオーバーペースです。

最初は余裕をもって、そして距離を延ばして、それからペースアップです。

あと、これからのシーズン気温も上がり、梅雨は湿度が高く自分で思った以上に体へのダメージが大きいので、走る時間帯や給水(30分に1回、150cc)に注意しながら取り組んでください。


次回は、夏場の走り込みについてとペースについて。




 



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