本城陸上クラブは(市民ジョギングもあります)、「今より成長を目指して」が指導方針です、特に長距離は専門です。

「本城公園」拠点に小中学生から大人までのランニング活動チーム
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夏本番!連日30度越えの夏日「第8回マラソン練習」

2008-07-10 | マラソン練習
 はたして、暑さという感覚は皆同じなのでしょうか?
 30度の暑さがみんな暑いと感じるのか?
 
 答えは、「感覚は人それずれ」、「トレーニングにより改善できる」です。

 オリンピックは夏に開催されるし、世界陸上も、アジア大会もすべて夏です。

 小学生の全国大会、中学生の全国大会、高校生の高校総体(インターハイや夏の甲子園)などもすべて夏です。

 日本人は夏に大きな大会をするのが好きみたいですね。
 
 子供のうちから夏に大きな大会があり目標として頑張って、世界の舞台へと出ていく。
 何やら、日本の陸連やトップのIOCなどの思惑が絡み合っているような感じです。

 さて、暑いのと反対に寒いのとありますがどちらも度を過ぎると記録はついてきません。
 しかし、順位は確実につくのです。
 この順位を争うのが世界の大きな大会であるのです。

 私は、8月31日に「北海道マラソン」を走る予定です。
 この大会も、実は猛暑になることが多く、昨年は9月に開催されてにもかかわらず完走率40パーセントでした。
 みんながどれだけ甘く考えて大会に臨んだかがうかがえます。
 
 気象条件は軽く考えているとよく失敗します。
 暑くても寒くてもその条件下でのレースをシュミレーション出来ていないと後半に痛い目にあいます。

 夏であれば暑くても走れる体にするしかありません。
 効率だけを考えれば、涼しいところで走り込んでというところでしょうが、北海道マラソンも前半はそこそこ行くのですが、気温の上昇による熱疲労とマラソン後半の疲労、直射日光などにより20kmを超えたくらいからがくんと落ちだします。
 または、女子の有名選手がいたりしてテレビ映りにいったりと前半に無理をしたりと夏のマラソンペース以上の突っ込みで失速するなどがあります。

 基本は、完走できる体を作ることからと以前にも書きましたので、暑くても走りきるところから取り組んで(ここで初めに余裕があること)徐々にペースや距離を延ばしていき、夏の体と夏のマラソンペースを覚えることが大事です。
その上で、涼しい時間帯での練習や疲労を取りながらの練習が必要になってくるのです。
 やはり暑い時間ばかり走っていると効率は悪いですからね。
 暑い時間帯では質を落として、涼しい時間帯ではペースを少し上げてなどです。

 このような練習をこなしていくと夏でも30度くらいでは汗が出なくなります。
 呼吸も楽になります。
 これが暑さになれた体ということです。
 体の循環がしっかりできるようになるとエアコンのお世話にあまりならなくてもしのげるようになります。
 
 このような体になると、夏の練習がうまくいき、秋になる頃に涼しくなると同時に記録がぐんぐん、ペースが上がっても苦しくなくなるということが出てきます。
 
 冬のレースのためにも良い結果があるといえます。

 しかし、近年の真夏の暑さは半端ではないので、取り組む場合は徐々に、すこいずつ、そして無理をしないが大事ですね。

 夜に熱が出たり、暑さが引かないなどの症状が出たら軽い熱中症ですから、疲れをとってから次の練習に取り組んだほうがよいでしょう。
 
 夏の練習は給水、からだの体温を冷やす水の用意など準備が必要です。
 少しずつ、少しずつ増やしていきましょう。
 
 良いものも、詰めすぎは腹痛のもとです。

 目安は、心拍数。

 息が上がらないようなペースで前半走り、余裕があればそのまま後半も走るようなことが大事です。

くれぐれも、いきなり2時間など真昼に行わないでください。

朝か夕方のどちらかをはさんで走りましょう。

長い夏になりそうですから、無理のないように走り込んでください。
 
 
 

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