続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

伝説の寺・柳沢寺(後編)

2023-05-05 16:33:58 | 桃井郷

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北に出ようとしました。

でも、早々と用を済ませたタバサねーちゃんは、帰ると主張します。

しゃあない、ひめちゃんは一人散歩です

 

田植えの準備が始まっているようです。

おかあさんは、久しぶりに童沢貯水池&新沼の様子を見てきたかったのですけど、ひめちゃんは高縄の集会所からUターンです

頑固になった、ハイシニアの姉妹です

 

そんなわけで、今日は素直でママの言うことを善くきく良い子だった頃の姉妹です

ママどうしてるかな?

 

 

 

3月9日、柳沢寺の散策続けます。

 

本堂が見えてきました

さすが、格調ある本堂です。

合掌

 

鐘楼堂も、重々しいです。

 

 

階段を降りて、本堂を振り返ります。

本来は、だんだん姿を現す本堂に感動しながら、こちらから参拝したのでしょう

 

階段を降りると、向かって右側にどなたかおいでです。

まだ朱の残る閻魔大王です。

合掌

 

反対側にはたくさんの石造物です。

古い力のあったお寺だったのでしょう

 

仁王門をくぐりましょう。

風神・雷神という感じだけど

とにかく合掌

 

くぐると、表側には仁王様です。

合掌

 

振り返って仁王門です。

何故かこの門は、仁王様以外は赤を使ってません

 

五重塔の前を通って駐車場に戻ります。

石造物と羅漢さんが、数え切れないほどあります

 

五重塔は永代供養塔、お墓でした

ひとまず合掌

 

庫裏に寄って、御朱印をいただきました。

ご本尊の千手観音のお姿も戴きました。

ありがとうございます

 

あれ、毘沙門天は何処に祀られていたんだろう

常将夫人の思川弁財天は何処だったんだろう

 

今度来たとき、聞いて見ましょう

常将神社にも寄っていきます

 

 

(つづく)

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伝説の寺・柳沢寺(前編)

2023-05-04 20:38:38 | 桃井郷

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

字天神にある、常広寺の新墓地に寄ります。

何じゃ、これは

石宮の隣の石が、価値があるのです。

だいぶ見にくいけれど、「正徳五乙羊」の文字があります。

正徳五年(1698)は、田中藤左衛門が竜骨を持ってきた翌年です。

この石宮は、いわば竜骨天神のような位置付けになりそうです。

竜骨と一緒に天神様の御札も売れたかな?

 

ご褒美下さいな

 

ひめちゃんたちは、天神田(字天神の田んぼ)を歩いて帰ります。

振り返った景色です。

あの森が天神の森、古い地図には天神宮があります

左端にちょっとだけ見える常広寺裏の竹藪、その後ろに天神沼がありました

そばを流れる川は、天神川でした

 

 

 

3月9日、またまた桃井郷の探訪です

国道17号線を道の駅よしおか温泉で降り、榛東村の柳沢寺(りゅうたくじ)を目指します。

有名なお寺なので、ナビさんも迷うことなく到着です。

 

あれ、参門脇に石造の剣です。

柳沢不動堂とあります。

失礼して、中をうかがいます。

お不動様がおいでです。

合掌

 

御堂の外にも、たくさんのミニ不動です

かわいい不動さま、何かいわれがあるのかな?

 

 

参道進んで、広い駐車場です。

時期的に、紅梅だったと思います。

五重塔が、目を引きます。

 

境内の案内図を確認です。

通用門から入って、客殿脇の小径を本堂に行って、仁王門を出て戻りましょう

 

 

上州七福神・毘沙門天のお寺です。

ちょっとお疲れの七福神案内板です。

 

 

赤門は閉まってます。

特別なときだけ開くのかな?

何かいる

麒麟(きりん)?

 

 

村指定文化財「柳沢寺縁起」の説明です。

内容は分かりませんね

先日いただいた「榛東村の文化財」(榛東村教育委員会)に、ありました

千葉常将の伝説『船尾山縁起』より

昔、榛名山麓の相馬という所に大きな寺があった。千葉左衛門(平常将)は船尾寺に子授けの願掛けをし、授かった息子の相満が11歳に鳴ると学問をさせるため船尾寺に預けた。やがて相満はやがてりっぱな学者に成長したが、その才を天狗に気に入られ、さらわれてしまう。それを知った常将は、寺に疑いを掛け、軍勢を率いて焼き払ってしまった。そこへ天狗が現れると総てを悟った常将は後悔の念から自害し、共の者も後を追った。その地を自害沢という。夫人が常将と一族を弔うために建てたのが船尾山柳沢寺で鎮守は常将神社。夫人も女房達と自害し、思川弁財天として柳沢寺の境内に今も祀られている。

 

素朴な疑問です。

相満くん、どうなったのかな?

みんなみんな、自害しなくてもいいのに

 

 

通用門を入って、客殿脇の小径を本堂に向かいます。

 

 

小径に、有名なあの方です

半跏思惟像ですね

合掌

 

 

何だろう?

中に何かあります。

社殿のようです。

龍もいます。

さっきの案内図にはありません

 

 

本堂が見えてきました

 

(つづく)

 

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おしゃれな縄文人(榛東村耳飾り館)

2023-05-02 16:07:10 | 桃井郷

昨日夕方のお散歩は、怪しい雲行きでした。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、南に下って、中学校の西の方を歩いてきました。

帰り道、丑寅の方角にタテビカリです

まさか、雷が来る

急いで帰ると、大粒の雨がまもなく降り始めました

ついさっきまで氷の塊(雹)だったように大きな大きな雨粒でした。

 

今朝は、爽やかに晴れました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出て、天神田(字天神の田んぼ)を歩いてきました。

 

ご褒美下さいな

何時の頃からか、どちらかが用を足すと、2人でご褒美を催促するようになりました。

タバサちゃん、今朝は明るいから見えるかな?

赤城山も空の雲も、きれいです

 

 

 

 

3月4日、釜屋の十王堂の後、榛東村の耳飾り館を目指します。

駐車場は、付近の施設と共用になっているようです。

付近の観光案内もあります。

 

 

東を見ると、赤城山です

榛東村の人には、赤城山があの形の山なのです。

ひめちゃんちのあたりから見えるのと、全く異なる姿です。

 

西には、怒る保の榛名山、ゴツゴツしてます。

 

 

さて、道の向こうの耳飾り館へ行きましょう。

土で作った耳飾りですか

 

万葉歌碑、伊香保の歌があります。

要するに、「あなたが好きです」と言うことかな?

でも、一般的な「そひの榛原・・・」の歌は、

伊香保ろの 岨の榛原 ねもころに 奥をな兼ねそ 現在しよければ (いかほろの そひのはりはら ねもころに おくをなかねそ まさかしよかば) 3410

 

「あれこれ将来を心配するな、今がよければ」くらいの意味かな?

『万葉集』の歌の通し番号も書いてほしいなあ

 

 

耳飾りのオブジェがあります。

耳飾りは縄文人のあこがれであり、夢であり、祈りであった。

 

オブジェの裏には、耳飾りがいっぱいです。

 

 

いろいろ素晴らしい展示もありましたけど、館内はカメラ禁止でした

 

でも、第一回企画展の図録がまだ販売中でした。

そこそこ大きな重そうな土のピアスをどう付けるのか、想像も付きませんけど、耳飾りを付けた縄文人がいます。

耳たぶに穴を開けて埋め込んでる?

耳たぶって伸びる?

耳の機能は大丈夫か?

いろいろ考えさせられる、おちゃれな縄文人です。

 

でも、一般的な装着法だったのでしょう。

同じように、耳たぶに大きなピアスをした土偶も載ってます。

 

それになんと桐生市、といっても向こうの東の桐生市ですけど、千網谷戸遺跡(ちあみがいどいせき)にも、同じように土製の耳飾りをした、おしゃれな縄文人がいたことが記されていました

遠く離れているようだけど、交流があったのかな

西の桐生市(桐生市新里町)の住民は。まったく知りませんでした。

 

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伊香保風吹く釜屋の十王堂

2023-04-30 20:56:41 | 桃井郷

今にも泣き出しそうな空でした。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内の西の方を歩いてきました。

赤城山にも雲が垂れ込めています

降らないうちに帰りましょう。

 

お天気はいまいちですけど、ムーハウスガーデンにも薔薇が咲き始めました。

過酷な条件の中、よく咲いてくれました

草むしり、がんばらなくては

 

 

 

3月4日、再び桃井郷の探訪です。

道の駅・よしおか温泉を通って、長松寺を通って、三宮神社前を通って、榛東村方面に向かいます。

 

ちょっと脇道に入りますけど、釜屋の十王堂に到着です。

 

 

怒る保(伊香保)の榛名山が迫ります。

どなたかな?

文字が読み取れません。

合掌

 

 

反対側には、石造物がいっぱいです。

僧侶の墓もあります。

ここにはお寺があったようです。

個性的な如意輪観音です。

合掌

 

 

御堂には、釜屋山西方院無量寺十王堂とあります。

この御堂は、釜屋山西方院無量寺の十王堂と言うことになりそうです。

釜屋山西方院無量寺は、廃寺ではなく、どこかのお寺が兼務して、お寺としてもまだ存在するのでしょう

 

 

格子の隙間から、失礼します。

十王なので、10名の閻魔様風の方がおいでのはずですけど

閻魔様風の方、陰になってるのかな

中央の方とその右の方は、十王ではなさそうです

まあ、ひとまず合掌

 

十王様のお姿をしつこくもう一度眺めます。

 

そばには、狛犬

 

中央は何様?

その前は鏡?

 

左は何様だろう?

地獄の方とすると、奪衣婆?

でも、十王より大きい

 

前にあるのは何だろう

十王様達のお顔、東洋人ではないような

東洋人の顔ではありません

 

ウィキペディアによれば、

十王は道教や仏教で、地獄において亡者の審判を行う10尊の裁判官的な尊格。数種の『十王経』や、恵心僧都源信の『往生要集』に、その詳細が記されている。~(中略)~生前に十王を祀れば、死して後の罪を軽減してもらえるという信仰もあり、それを「預修」と呼んでいた。十王は死者の罪の多寡に鑑み、疑獄へ送ったり、六道輪廻を司るなどの職掌を持つため、畏怖の対象になった。

 

みなさんに合掌

 

 

畑で、カイトが舞ってます。

伊香保の嶺ろから吹き下ろす空っ風・伊香保風(いかほかぜ)が吹いています

 

さあ、榛東村の耳飾り館を目指しましょう

 

 

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伊香保風に吹かれて三宮神社

2023-04-21 20:35:44 | 桃井郷

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北に出ます。

プーちゃんの前を通って、高縄の摩崖仏の脇を通って、岩神沼に到着です。

突然、何かの影が横切りました

アオサギです

沼の西岸で、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしています。

朝ご飯を探してるかな?

ひめちゃんはアオサギさんと、なかなかコラボしてくれません。

 

今朝は、サギさんかなり長めにいました

サギさんのいる風景、いいね

 

 

 

(3月2日)長松寺から道なりに、三宮神社を目指します。

高速をくぐって、細い脇道に右折、迷うことなく到着です。

 

神社前に、向こうにも鳥居があります。

杉の木立の間が本来の参道です。

 

階段を登って参拝です。

 

吉岡町による説明板です。

当社は、天平勝宝2年(750)の勧請と伝えられ、また「神道集」(14世紀の天台系説話集)に「女体ハ里ニ下給テ三宮渋河保ニ御座ス。本地ハ十一面ナリ」とあり、伊香保神社の里宮であるとする説がある。~(中略)~御神体は一木彫りの十一面観音で、像長90cm、・・・・・・

ご神体は、伊香保山ではなく十一面観音ですか

 

立派な灯籠です。

こちらは氏子一同による由来記です。

ご神体の十一面観音は秘仏として密かに守って、神仏分離の嵐をやり過ごしたのですね

 

ジャパネスクな駒犬です。

 

舌が見える

石工は当地の人です。

 

吽形は、歯を食いしばってる

独特の造形です

 

神楽殿、現役のようです

 

拝殿で2礼2拍1礼です

額は「正一位三宮大明神」です。

 

本殿に十一面観音が鎮座しているのですね。

 

本殿の裏には石造物群です。

風が冷たい

 

万葉歌碑もあります。

伊香保風 吹く日吹かぬ日 ありといへど 吾が戀のみし 時無かりけり

「伊香保風は、吹く日と吹かない日があるというけれど、私はお前をいつも愛してるよ」くらいの意味かな

 

説明板は、所々文字が落ちています

榛名山は恐ろしい怒りの山で、イカホと呼んで神としてあがめ信仰の対象としてきました。~(中略)~この歌の伊香保風は榛名山から吹き下ろす空っ風です。

 

今日はまさに伊香保風の吹く日です

本殿になんとなく合掌

 

道の駅「よしおか温泉」に寄って帰ります。

ここは榛名山の東麓です。

かなり古い地域の案内図です。

平成28年完成予定の国道17号線で帰ります。

伊香保風に吹かれて帰ります

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