ひめちゃんとタバサねーちゃんは、お出かけです。
おかあさんが、赤堀の産直野菜売り場に行くのに同行です。
広い農家の庭の一角に、付近の人が出している野菜売り場があります。
元気なおばさんが、仕切ってます。
おばさんは、ひめちゃんを見て、「ウチにも同じようなのがいるよ」と教えてくれました。
てっきり黒柴だと思いましたけど、バーニーズマウンテンドッグの女の子でした
似たようと言えば、似たような彩りです。
バイバイ、又来るよ
帰りには、どこかに寄らなければなりません。
込んでいなくて、子供のいないところはないか
そうだ、武井遺跡公園(桐生市新里町)に寄って行こう
久しぶりです。
ひめちゃんたちは、初めてです。
誰も居ないと思いきや、車が何台かあります
でも人影は、グライダーを飛ばしているお兄さんだけです
ツツジの植え込みがあったんだ
赤いとんがり屋根は、健在でした
重要な遺跡という事ですけど、説明板はこれだけです。
「考古学史上に残る旧石器時代の遺跡」とあります。
それ以上の説明はありません
この遺跡の重要性は、岩宿博物館の『巨大遺跡の謎を追うー武井遺跡発掘60周年(2013)』に詳しく出ています。
おおざっぱにまとめると、
武井遺跡は槍先形尖頭器(やりさきがたせんとうき)という、槍の穂先に使う石器が未完成品も含めて大量に出た。けれども石の産地からは遠く離れている。武井遺跡は石器の流通や製作の要になるような、「中継遺跡」と考えらる。
遠く離れた所からも、人々がやって来ていたのです
石器加工の工房が、いっぱいあったんです
旧石器時代にも、人々は現代人が考えるよりはるかに広い行動範囲をもっていたのです
西には、榛名山も浅間山も見えます。
北には赤城山です。
ここは、見晴らしのいい高台です
クンクン、礫群(れきぐん)発見
まさか、匂ってる
バーベキューの匂いが残ってる
目をこらして説明板を見ると、「これらの石を焼いて、その上にナウマン象やオオツノジカの肉を置いて焼いた」と読めそうです。
バーベキューの跡です。
見晴らしが良くて、気持ちいいです
とんがり屋根の南側にも廻って見ましょう。
あれ、とんがり屋根のてっぺんに何かある
何だろう
水飲み場があります。
水は出るかな?
出ました
旧新里村の施設は、水が出ないことが多いのですけど、何故か出ました。
とんがり屋根の下を覗きます。
やっぱり何かの巣があります。
ベンチがあっても、この下で休息というわけには生きません
アタチは、お出かけできて満足です。
アタチも満足です。
それでは帰りましょう。
東を見ると、笠懸(みどり市笠懸町)の天神山です。
新田荘の北限で、良質の凝灰岩を産出していました。
中世には、五輪塔の石材として、遠くまで運ばれていました。
旧石器時代の昔から、このあたりは、人々の行き交う交通の要衝だったのです
タバサねーちゃん、弾む足取りです。
楽しゅうございました
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