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ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

うぃる、最期の日までのこと*2*

2019-08-30 | うぃる(コギ♀)

うぃるの最期の日までの事を記しています。

状態や変化が、闘病中のワンコや飼い主さんの、

何か、ちいさなヒントにでもなればと思っています。

 

 

雨で迎えた13日。

気圧の影響も有ったのでしょう、

深夜の神経症状が酷く、

疲弊し…もう、クタクタ…な うぃるでした。

治療成果を確認できた、前日の食慾は消え失せ…、

より一段と、体力の低下を確認出来る程に。

 

「深夜に比べ、昼間は比較的神経症状は影を潜める。」

この事が、これまでの通例でしたが、

この日は、穏やかである筈の昼間でさえ、違っていました。


これまでは、深夜の闘いが厳しく眠れないからこそ、

「昼間は泥のように眠れる」のがお決まりでしたが、

もう、穏やかである筈の昼間でさえ、

神経症状が酷く、眠る事が出来ずにいました。

初めて、昼間に座薬を使いました。

それでも、眠れるのは僅かな時間のみ。

 

そして尿意が来れば、爆発的な興奮へ至り

※尿意の神経刺激になる説明は、↑ 文字をクリック頂くと飛びます!

でも、その興奮に疲れ、眠りだし…

また、尿意に興奮し…を繰り返し、やっと、やっと排尿する。

排尿を終えると…約30分程死んだように眠る。

(それだけ脳内が疲れるのだと思うのです。)

でも、スグ、神経症状が優位になり…眠りは、覚める。

うぃるは、もう灰のように…パラパラと…心許なく…

もう、ギリギリの状態でした…。

 

「何故、生かしておくのか。」

うぃるの苦しみを目の当たりにしているからこそ、

この思考が再燃してくる。

だって、生命維持の生理現象(排尿)さえ、

命をすり減らして対応しているのに。

うぃるの最大の楽しみの、食事だってもう…出来ないのに。

最低限の、穏やかな眠りさえ…維持してあげられないのに。

カイヌシの自問自答は続きます。

迷っている間も、うぃるは苦しんでいるのに。

 

…それでも。

発作の後遺症と、神経症状の影響で上手に扱えなくなった舌で、

うぃるは、必死に、水を摂ろうとします。

腎臓からの指令なんでしょう。

水が必要なんだよ、と。

飲みやすい器で試みたり、シリンジで試したり。

「生きようとするが為の、苦しみ」

この現実に、カイヌシは何が何だか…もう、

解らなくなっていました。

 

 

この日の夕刻、病院へ。

いつもの補液と共に…いつもの治療。

※寝たきりだからこそ、嘔吐止めは入れた方がいいとの提案。

寝たまま吐いて詰まらせ、苦しませることになる場合があるそう。

そして、座薬10個追加。

一緒に、帰宅。

(でも、この帰宅が…一緒での最期の帰宅になる。)

 

 

そして、また、ひたひたと…

神経症状が優位になる夜が…近づいてきました。

13日夜間~14日明け方まで…を、忘れる事は出来ません。

 

いつもにも増して、神経症状が酷くなり始めたのは早く。

そして補液を入れて頂いたからこその、尿意。

※身体の維持を考えると、最低限の補液は必要。

尿意からの、厳しい神経症状がスタートしたのは20時頃でした。

出したいのに出せず…

神経症状は脳内で暴走するので、疲れ果て…わずかに眠り、

でも、また尿意で神経症状が優位になり、

うぃるは、這いずり回ってもがいていました。

「う”-…う”---(出ない、出ない!」…と。

カイヌシは支えます、何とか排尿姿勢になれるように。

「寝たままで出しちゃったっていいから。」

何度も、なんども声をかけ、促します。

でも…出せない。

これを何回、繰り返したでしょうか。

 

その間、夜間救急へも連絡を入れる。

「圧迫排尿になるが、うぃるちゃんの様なギリギリの状態での場合、

かなり圧をかけるので、ショック死に至る場合もある…。

でも、無理と思ったら、スグ連れて来てください!

なんとか、ベストな対応をしますよ

あたたかく、力強い言葉に勇気づけられる。

 

見守り、支える間にも、

うぃるは、幾度となく挑戦を試みる。

何度も、なんども…不自由な身体で、這いずり回りながら…。

23時…やっと、排尿…

 

約3時間に渡る排尿との闘いの疲労からか、

30分程の短い眠りにつけた、うぃるでした。

 

 

…でも。

この夜の、この排尿の苦しみは、まだ…

序章にすぎなかったのです。

 

 

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