虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

甘くないアメと、強すぎるムチ

2005年09月07日 | その他記録
臨時カテゴリー)衆院選2005

その3 障害者福祉を、至らずながら語る

養護学校で職員をしていることもあり、このことにはふれなくちゃな、とは思ってはいました。
そんな折り、7/31に書いたあゆ姫ことすがやあゆみさんのブログの記事、「コドモもオトナもモモのうち」に書かれている中身を見て、「言いたいことほとんどここにあるな」と思ってしまいました。
だから、ここを見てください。

て、それで終わると無責任なので、一言。

今回の解散で廃案になったものの中に、「障害者自立支援法案」なるものがあります。
廃案の理由は「期限切れ」、つまり解散のため審議できず、やむを得ず廃案と言うこと(衆議院は通過していた)。

この法案、批判が高まっているにも関わらず、尾辻厚労相は「原案のまま再提出する」とのたもうているのです。

この法案は、2年前に始まった支援費制度を見直すためにできたもの。
なぜたった2年で見直すのか・・・
それはひとえに、予算上の苦しさという行政側の都合です。
しかも予算を圧迫した原因は行政側の説明不足によるもの大なんですよ。
うちの学校でも、支援費制度について不安や不明点を抱えている保護者の方が非常に多いのです。

で、どう見直したか。
今まで障害種別に分かれていた福祉サービスを一元化するというのは一定理解できなくもない・・・それぞれが必要とする支援が異なるということがおさえられていれば。

でもそれはアメ・・・ムチがひどすぎる。
まずは「応能負担」から「応益負担」への移行。
今まではどれだけ払えるかが基準だったが、それをどれだけサービスを受けたかに替えようと言うこと。
健常者の感覚で「当たり前じゃん」と思わないでください。
肢体不自由者が受ける福祉サービスの対象の中には、通勤を含めた移動手段や入浴サービスも含まれる。重度であればあるほど、ましてや重複障害になれば受けざるを得ないサービスがどんどん増える。
でも、そういう人ほど収入を得るのは厳しい→応益負担では払いきれない→最低限の生活も保障されない・・・ということです。
しかも、払う額の上限を世帯全体の収入を基準に定めるとしています。
つまり、「(タックスペイヤーという狭義の)自立」している障害者と、金持ちの家に生まれた障害者以外は苦しめ、ということです。
一般家庭に生まれて、自分で移動もままならない障害者は社会に触れずに過ごしてくださいという法案です、極論を言えば。

さらに「就労支援を福祉側から」の記述
一見アメです・・・でも違います。
就労支援は雇用側になされるべきなんです。
受け皿をしっかり作ることが先決なんです。
そうは読み取れない。
そして、重度の人のことは落ちてる感じがする。

この法案、実際は「障害者自立支援法案」ではなく、「自立障害者限定支援法案」なんです。

そんな勝手な法案を通す国会にしていいのでしょうか?
健常者さえ納得いけばいい社会が、本当にいい社会なのでしょうか?

これ以上は、うまく語れません。