かとうなおひこのブログ

かとうなおひこの徒然なるブログ

なぜ嫌い?何が嫌い?

2008-08-08 18:36:28 | かとうのニュース
 下の記事に貴重なコメントを付けてくださった、宮さん。ありがとうございます。宮さんのコメントから、いろいろと自分自身の考え方や、指向、志向、思考に考えが巡りました。未だちゃんと言葉にできていない所もありますが、とりあえず書いてみます。
 
 手塚治虫。白黒のアトム、見てました。水谷豊のバンパイア、大好きでした。ワンダースリー、リボンの騎士、ジャングル大帝。ジャングル大帝は、ちょうどテレビのカラー化の時代で、カラー放送のときは画面の右下に「カラー」のマークが出ていたのですが、うちはまだ白黒テレビで見ていました。後になってカラーでオープニング画面を見た時の、美しさに感激した事を覚えています。
 どう考えても、赤塚不二夫と同等かそれ以上に、私の幼児期の人格形成に深く関わっていますねぇ。(^_^;)。
 
 さて、ではどうして私は、"嫌い"と公言してはばからないのか?後から付けた言い訳はいろいろありますが、一番の理由は、親や先生など、大人達が諸手を上げて良い評価をしていたから・・・、だと思います。


 手塚作品は家族そろてみてましたが、モーレツア太郎やバカボンは「そんなくだらないの見てないで勉強しなさい!」とか、「そんなの見てるとホントにバカになるわよ」とか(実際の言葉は覚えていませんが、そのような意味の事)を言われたり、「シェ~」とかやってると「何ふざけてるの」と起こられたり・・・、という記憶があります。
 
 ドリフの8時だよ全員集合が、低俗番組としてPTAから非難轟々にあおうが、私を含め、当時の子供はドリフが大好きでした。

 ダメだと言われれば言われるほど、それへの興味は募り、ますます大好きになってしまう。


 そして時間というのは便利なもので、今の時代は、ドリフが教育上よろしくない!と怒ったり、赤塚作品を非難したりする人は、もういませんね。赤塚不二夫も手塚治虫と並ぶぐらい、偉業を成し遂げた人だと、ほとんどの人が認識していると思います。

 だからこそ、当時の子供にとって感じられていた、手塚治虫と赤塚不二夫の温度差。その違いを忘れたくなくて、私は「手塚治虫が嫌い」と、言ってしまうのではないだろうか?かなり自分勝手な虫のいい論理ではありますが、私の心の中には、何か、この二人の違いにこだわりたい、二人とも素晴らしい!と、諸手を上げたくない・・・・、という思いがあるような気がしました。
 
 そして同じ理由で、「私はビートルズが嫌いです」(^_^;)。
 (あ~、また敵を増やしたか?m(__)m。)
 




赤塚不二夫 タモリ

2008-08-08 11:15:27 | かとうのニュース
 手塚治虫は嫌いですが、赤塚不二夫は大好きです。赤塚不二夫抜きに、私たちの世代の子供時代の人格形成は語れないだろう、と思われるほど、自然に、日常に、子供の頃から大人になっても、赤塚不二夫は、意識するまでもなく、いつも近くにいたように思います。絵のかけない私ですら、小学校の教科書には、ニャロメやケムンパスを描いておりましたねぇ。
 
 そして、その葬儀で弔辞を呼んだタモリ。彼もまた、私の人格形成に無くてはならない人の一人ですが、その弔辞が白紙だったとか・・・・・。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000046-spn-ent

 アドリブでこれだけの弔辞を読める人が、この世に何人いるでしょう・・。