ベーカリー経営コンサルタントとして独立してから、最も大きな依頼を頂きました。昨年6月にこの仕事を始め、昨年はベーカリー、カフェのオープンに関わりましたが、経営コンサルの本文は売上改善、経営改善にあるわけで、今の仕事に燃えています。この経営改善の依頼を昨年12月に頂き、現在売上は前年比114%ほどで推移しています。
売上が伸びると従業員も面白くなり、新商品に前向きに取り組み、動きが各段に良くなります。そうするとお客様も店内の雰囲気の変化に気が付き、笑顔での商品選びに変ります。
言葉使い、挨拶の仕方、陳列、照明、POP,プライスカード、清掃、商品開発、生地開発、材料原価、原材料の仕入れ、人員配置とシフト管理、
毎日当たり前のことを言い続け、やっと成果になって現れています。当たり前のことが出来ていない店、売上改善には時間がかかりますが、必ず売上は改善します。朝6時半から現場に入り、一緒に作業しながら従業員一人一人に目を光らせ、問題点を指摘し、改善し、良い方法を定着させ、新商品を提案し、生地配合を教え、製法・技術を教え、大変な1ヶ月半でした。
ここの社長、以前にも著名なベーカリーコンサルタントと称す方を招いて、売上改善を試みていましたが、さっぱり売上が改善しなかったと仰っています。パンが作れない、現場を知らない方には無理なんです。パン屋の売上改善は。理論や能書きも、商品作りやベーカリー経営の経験が有ってはじめて生きる物、毎年僅かでも売上を伸ばさなければ経営改善にはなりません。経費の削減だけで一時的に利益を確保しても、毎年それが出来ますか。経費の削減きり出来ないコンサルは詐欺ではないですか?よくそれで高いコンサル料を取りますね。
売り場の改善、サービスの改善、商品開発、商品品質改善、工程改善、歩留まりの改善と材料の無駄改善、生産性の向上と労働時間の削減、生地改良、他店との差別化。毎日のほんの少しの努力の積み重ねでお客様に先ず喜んでいただき、売上が伸び、利益が増えることで経営者に喜んでいただき、従業員も収入が増えて喜んでいただく。最後にコンサル料を頂き私が喜ぶ。
今までのコンサルは、先に高いコンサル料をボッタクリ、経営者は売上が増えず泣き、従業員に当り散らし従業員が泣き、そんな従業員が居る売り場ではお客様が不快な思いをして怒り、さらに売上が下がり。喜ぶのは悪徳コンサルだけ。
店で2時間程度観察しても、改善策や施策など見えてきません。毎日朝から晩まで、数日間現場に入り、製造現場と売り場を丹念に見ないと問題の根は見えてきません。改善策などさらに時間がかかります。問題点の芽だけ摘んでも解決にはなりません。問題点は根こそぎ取り去ることが不可欠です。それには製造経験と売り場経験が、さらに経営経験が物を言います。