11月25日、成都 17時発 北京行き、中国国際航空 CA4108便、
成都の空港で4時間近く待たされ、搭乗口が再三変り、振り回され、挙句の果てに別の便名に変り、北京に着いたのが24時近くになりました。結局空港で食べたパンとワインが夕食となり、北京での夕食を楽しみにしていましたが、ウイスキーだけで疲れのためか熟睡でした。
羽田から北京への中国国際航空の機内食は酷く、こんな不味い機内食は始めてで、JAL,ANAの行き届いたサービスに慣れているせいか、苦痛の3時間でした。
北京では、市内のベーカリー、デパート、冷凍生地工場を案内して頂き、直ぐそこまできている中国のパン食文化到来と巨大市場の出現を予感しました。まだまだ食事パンの需要、食パンの需要は多いとはいえませんが、仮にトーストを朝食に食べる文化が定着した時はどれだけ工場が必要か、また小麦の需給バランスはどうなるか。
日本が戦後復興し発展したスピードより遥かに速いスピードで突っ走る中国、活気があり、我武者羅に頑張る中国人を見ていると、羨ましく思えます。これから15年で中国は全ての面で世界一になり、それにインドが続き、日本はその時どうなっているか、想像したくない。今の政府には産業構造をどうするか明確なヴィジョンが無い。方針が明確でない会社はいずれ倒産ですが。チマチマ無駄を削るだけでは、デフレから脱出できません。農業政策も、国の根幹は農業です。農業が、農業政策がしっかりしている国は安定しています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、農業で外貨が稼げる国、日本はこれから何で外貨を稼ぎますか?ちくちく偉そうに官僚を罵り、チマチマ重箱の隅を突っついて幾ら浮きましたか?この行為を全く無駄とは言いませんが、節約だけでは会社は大きくなりません。国は?
明確な実行できる政策が無いので時間稼ぎとしか見えません。日本の経営改善は待ったなしですが、国民が安心する政策を早く提示し、速やかに実行していただきたい。JALの問題を大きく報道させ、国民の目をそらせ、自分たちへの追求をかわし、時間稼ぎをしていませんか?悪いタイミングで素人政治家が権力を握ってしまった。政治コンサルタントが必要です。ただ、素人はコンサルの言うこと聞かないのが多い。パン業界も同様ですが。
写真は凍った北京の川、
パンを教えるのはコストがかかるので、実際入学すると、クリームのデコレーションの練習ばっかり、という話も聞いたことがあります。日本人の繊細な舌?とはまた違う食への拘りを持った人達ですから、経済成長と共に、独自のパン文化の発展することを私も期待しています。
成都で学校を考えてらっしゃるなら、パン職人の排出地域での開校ということですね。その後生徒さん達は沿海地区のチェーン店で働くことになるのかもしれません。西部地区の若者の職業訓練は中国の将来に関わる重要課題ですから、政府系の援助も受けられるかもしれませんね。一方で経営者の方々も、沢山受講に来られると思います。既にコンサルタントに結構な費用をかけられている方々も多いですから。経営者とのネットワーク構築、一方で若者達の健全な育成をされれば、中国のパン業界に大きな功績を残されることと思います。ブログ主様のこちらでのご活躍をお祈り申し上げます!
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