SAAB340Bエンジン部分、隠岐空港にて。
地方の中小ベーカリー、直営店と卸売り部門を持ち、地域に密着しながら頑張る姿に今直面しています。
大手製パンメーカーは全国隅々まで、小さなスーパーまで押さえ、中小メーカーが対するには極めて厳しい状況になっております。中小メーカーの努力が足りなかったと言われればそれまで、しかし今もがき苦しむベーカリー様から依頼があれば何処へも参ります。
この業界に入ったのは第二次石油ショックの時期で、内定が取り消され仕方なくパン屋に入社、それから10年間は卸売り用食パンと菓子パンの仕込み、その後パリへ赴任しフランスのパンとケーキを体験し、大量生産と手作りと両部門に従事できる稀なる環境にありました。売上の下がったパリの店を建て直し、併せて手作りの技術と天然酵母の知識を身に付け、そのため、リテールベーカリーから卸売り製パン企業の商品と経営を把握できました。今その甲斐あって、ベーカリーの業態、規模に関係なく製造現場、売り場、卸売り販売部門、何処でもアドバイスできます。
このままでは淘汰されそうなベーカリーは多数存在しますが、今その再生に努めています。
リテールベーカリーの再生は困難ではありません。オーナーが私の話を聞いてくれさえすれば。ただ、卸売り部門は地域の実情もあり、難しいと感じますが、それでも打開策を探し再生へ向かってゆきます。