成都2日目
成都の町は霧で視界が悪く、その中”海悦酒店”周辺を散歩しました。7時頃、人の動きは早く、速く、移動手段は自転車から電動バイク、車に変っていますが、早朝より活気が溢れ今世紀の中心を予感させる朝でした。
中国は農産物の増産が急務で、日本からも投資と技術支援が急増しています。パンは一般の家庭には一部を除いて浸透しておらず、これからの数年が勝負となるようです。そのための基盤作りと技術者育成をお手伝いする、その事前調査で成都と北京を訪れました。
午前はイトーヨーカ堂2号店で食品売り場を見ましたが、乗り物酔いなど全く経験の無い私が、タクシーでの移動で酔ってしまいました。車の運転はマナーが悪く、激しく、悪いと思っていたパリの車事情が如何に良いか再認識しました。
昼食は陳麻婆豆腐店で四川の辛い料理を頂きました。同席した地元の方は全く辛さを感じていない様子でしたが、私は汗が噴出し、どんなにビールを飲んでも痺れた舌は直りません。しかし、この四川の成都へ赴任する躊躇いは全く無く、いよいよ中国でのパン食文化発展に尽くしたいと願うばかりです。いずれ来る料理とパンの技術者を育成する学校設立に向けて。日本の金儲け目的のパン学校では無く、真に技術を身につけた技術者を育成し、日本でまた世界で活躍出来る技術者を輩出する学校設立のため。
中国が世界を変える。
先の見えない日本で働いても感動が無く、今の政府には景気を高揚し日本を良くする手立てもピジョンも無い。全く無能な政府に家族の未来を託すわけには参りません。ここまで景気が悪くなり、崩壊した家庭が増え続けている中、子供手当て2万6千円でどこまで生活が改善できますか?単なるばら撒きでどれだけ効果があるか?農業政策は具体的に何も出てきませんし、農業に企業が参入できるようになりましたが、難しい分野は全て民間任せですか?知識不足な素人政治家だけでは大した政策も出ませんよ、知識・経験豊富な民間人の登用と上手く官僚を使わないと。天下りなど悪習を断つことは必要ですが、日本は建設業に携わる人口が異常に多いわけで、公共事業を絶てばさらに景気は悪化してしまう。現実を直視しないで国民が喜ぶ政策が出来ますか?癌も患部を除去する前に、それに耐えうる体力作りとがん細胞を抑制する処方をするわけで、闇雲に患部だけを摘出しても良くなりません。
企業は売上を伸ばし続けることが命題です。節約だけでは企業は生き残れません。国とて同じ、売上を伸ばす努力と節約を同時に進めてこそ発展すること、今の政府は解っていないのでは。民主の素人政治家と自民の政治屋、どちらが政権をとっても日本は良くならない。このままでは数年後、日本は世界から忘れられ、置き去りにされ、産業・社会構造は崩壊し、希望の無い住み難い国に陥落してしまう。
素人はどんな産業でも必要ですが、ただ、それが前に出過ぎればどうなるか、国民は解っていますが、素人政治家集団は解らねーだろうなー。