奈良散策 第1279弾
9月7日早朝の散歩は佐保川土手で植物調べをしました。その続きです。
佐保川左岸を上流側に歩いていくと、郡山大橋が見えてきました。
遠くの電線にモズが止まっていました。
これはオシロイバナ。
さらに歩くと羅城門橋が見えてきました。手前にあるのは前川樋門です。樋門とは堤防の内部を突っ切って水を排出する水路の門のことを言います。一方、堤防を分断する形で水路が作られる場合が水門になります。
これはニラのつぼみ。
そして、ヒルガオです。ヒルガオは花柄がつるんとしています。コヒルガオには波打った翼があります。そこで、いつでも花柄も一緒に撮ることにしています。
羅城門橋から下流側を見たところです。ここから引き返して、今度は右岸を歩くことにしました。
途中でぽつぽつこんな草が目につくようになりました。ワルナスビです。
奈良時代に矢田寺参りの道しるべとして作られた枳殻(きこく)地蔵のあたりにムクゲが咲いていました。
そのすぐ近くにワルナスビの花も咲いていました。
土手にアスパラガスが生えていました。どうしてでしょう。
チーという声が聞こえたので、川を見ていると、カワセミが飛んできて、対岸に止まりました。ちょっと遠かったですね。
これはアレチヌスビトハギ。
この間からネムノキの上に突き出しているものが気になっていました。
この日見ると、少しだけ花が咲いていました。
こんな実もできています。
これはメヤブマオ。
土手の道にスイカが落ちていました。鳥が運んできたのでしょうか。びっくりです。
雑談)道端に生えている草を単にテンツキとかヒデリコとか適当に呼んでいたのですが、「日本カヤツリグサ科植物図譜」を見ると、テンツキ属だけで28種も載っていました。そこで、今日は家の近くで、テンツキとヒデリコらしい草を採取してきて、検索をしてみました。4か所で採取してきたのですが、いずれもテンツキとヒデリコであることが分かりました。