奈良のむし探検 第24弾
6月8日朝の散歩のときの虫探しの続きです。
ため池の周りにクズが茂っているのですが、その葉表とその周辺で虫を探してみました。アシナガバエはいろいろといるのですが、大きめの種を写しました。これはたぶん、Amblypsilopus属だと思います。
ちょっと変わった色のユスリカがいたので撮りました。前脚跗節第1節の方が脛節より長いので、ユスリカ亜科は確かそうです。「図説日本のユスリカ」の図版を見たのですが、該当する種は見つかりませんでした。
これはクズノチビタマムシ。クズの葉を食するのですが、独特の食痕で存在がすぐに分かります。
それから、たぶん、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ。
こちらはオジロアシナガゾウムシ。
そして、ウリハムシ。
この幼虫がよく分かりません。何となく毛の生え方がマメドクガに似ている感じはするのですが。
これはドウガネサルハムシ。
これは道に沿って立っている作業小屋の壁についていました。たぶん、
雑談)最近は晴れていることが多いので、ときどき散歩に行くのですが、鳥もチョウもトンボも、おまけに花も、新しい種にはまったく出会えなくなりました。むしろ、最近、田植えをした田んぼを覗いているといろいろな虫がいるので、そちらの方に時間を費やすことが多くなりました。この間、カブトエビが見つかって感激していたのですが、その後も、わけの分からぬ生き物カイエビがたくさんいることが分かりました。カイエビというのは二枚貝のような形の殻にエビが入っているような恰好なのですが、どういうわけか、これが2匹連結して泳いでいます。前側が横向き、後ろ側が縦向きに連結しているので、シュモクザメをむちゃくちゃ小さくしたような恰好です。そのほかにもいろいろな虫がいて、今は田んぼが一番面白いです。
黒いクモ、確かによく似ていますね。巣もそっくりです。オーストラリアからの帰化種ですか。クモも検索できるとよいのですが、大の苦手で近寄ることさえできません。何とか克服したいなとは思っているのですが。どうも有難うございました。
カブトエビに種類があるとは知りませんでした。大阪自然史博物館のHP(http://www.mus-nh.city.osaka.jp/project_yodogawa/11kabutoebi.html)に載っていました。出現してから1か月ほどで消えると書かれている文献もあるので、急いで調べてみます。どうも有難うございました。
カブトエビは種類が少ないので、尾節付近を撮影しておけば、同定できるかもしれません。アメリカかタイリクカブトエビ(旧名アジアカブトエビ)の可能性が高いのですが、私はこの辺り面倒臭くて調べたことがありません。