奈良散策 第1307弾
9月25日は、午前中に、大和郡山市の稗田町周辺を歩きました。そのとき撮った写真の続きです。
歩いていると、稗田環濠に着きました。こんなお濠が住宅地を取り巻いています。お濠自体は弥生時代くらいからあったようですが、こんな立派な形になったのは戦国時代で、城砦的な役割をしていたそうです。
ヒガンバナが咲いていました。
これはクルマバザクロソウ。帰化植物です。
キバナコスモスも満開です。
これはケイトウ。ケイトウにも種類があると思うのですが、よく分かりません。
これはノカンゾウだと思っていたのですが、Googleレンズで調べてみると、ノカンゾウのほか、アキノワスレグサ、クワンソウという名前も出てきました。ネットで学名を見てみると、ノカンゾウはHemerocallis fulva var. disticha、アキノワスレグサはH. f. var. sempervirensで、クワンソウはアキノワスレグサの別名のようです。ところで、「野に咲く花」を見ると、ノカンゾウはH. longitubaという名前で出ていました。Catalogue of Lifeで調べると、Hemerocallis fulva var. distichaはH. distichaのシノニムで、H. f. var. sempervirensはH. sempervirensとなっていて、H. longitubaも出ていました。いずれにしてもこれら3種は別種ということのようです。よく分かりませんね。
これはハナアロエ。
センニチコウ。
そして、また、ヒガンバナです。
この日は裏口から賣太(めた)神社に入りました。これは拝殿です。賣太神社は平安時代に書かれた延喜式神名帳にも載っている古い神社です。主祭神は稗田阿礼となっています。ただ、古い文書を調べてみると、明治12年の神社明細帳には稗田阿礼になっていますが、それ以前の江戸時代には賣太を「ひめた」と読ませて、比賣陀氏の祖である第十代開化天皇のひ孫菟上王が祀られているのではと書かれている書もありました。
境内でにょきっと出ていました。何でしょうね。(追記2024/10/26:メールで白いヒガンバナかもいうコメントをいただきました。それで、17日にもう一度見に行ってきました。その場所には枯れたヒガンバナがありました。赤くなかったので、おそらく白いヒガンバナだったのかもしれません。コメント、どうも有難うございました)
これはヤブランです。
入り口にある鳥居をくぐって帰りました。