奈良散策 第1309弾
9月28日は明日香にある万葉文化館に行きました。実は、第4土曜日の13時半から万葉文化館正面広場で、南無天(なもで)踊りという伝統的な雨乞いの踊りが見られるというので行ってみたのです。万葉文化館は藤原宮跡の横を通り、橿原市昆虫館を通り過ぎ、明日香の入り口のところにある奈良県立の建物です。大和郡山から車で行くと、1時間ほどかかります。
万葉文化館の前に無料の広い駐車場があるので、そこに車を止めました。そこから万葉文化館の入り口を見たところです。
中に入ると、南無天踊りの案内がありました。
そして、万葉文化館の建物です。中へは無料で入れて撮影も禁止されていなかったのですが、ホームページを見ると、撮影の許可申請が必要なことが書かれていました。たぶん、個人的な目的には構わないと思うのですが、とりあえず、内部の写真を載せるのはやめておきます。万葉文化館は飛鳥池を埋め立てて建てられたのですが、飛鳥池の発掘から、日本で一番古い富本銭の鋳造場所が発見されたので、有名になったところです。
建物の正面広場に踊りの準備ができていました。
そして、13時半から踊りが始まりました。
初めに明日香村伝承芸能保存会の方の挨拶がありました。
大きな太鼓が置いてあります。
踊りは第1部から第5部に分かれていて、第1部は「皇極天皇が天に雨を乞う」というものです。この雨乞いの踊りは、飛鳥時代に皇極天皇が明日香の地で雨乞いをしたことが始まりとされています。従って、第1部の踊りは皇極天皇が雨乞いをする姿を表したもののようです。
第2部は「旱(ひでり)に苦しむ民が野良着で雨を乞う」という踊りです。藁で作られた龍が出てきて面白い踊りです。
第3部は「神仏への願いが通じ国原に大雨が降る」というものです。
そして、第4部と第5部は「大雨が降り、喜ぶ群衆のお礼の踊りが乱舞する」というものでした。
踊りは20分ほどで終わり、最後の挨拶になりました。
踊りを見終わったので、駐車場の周りにある建物に行ってみました。ここは土産物店です。
その隣に、明日香民俗資料館がありました。
中に入ると、江戸時代に奉納された「なもで踊り」の絵が飾られていました。昔は盛大に行われていたようです。
1階は軽食を食べるところになっていて、2階が民俗資料館になっていました。いろいろ古いものが置かれていました。縄は奥飛鳥の稲淵と栢森で飛鳥川をまたいで行われる綱掛神事に用いられるものだそうです。
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