奈良散策 第272弾
先日、イチジクにイチジクヒトリモドキという蛾の幼虫が付いていて、葉がほとんど無くなっていました。それで、ちょっと心配になって、11月4日の午後、ほかのイチジクの木を見に行きました。そのときについでに撮った写真を載せておきます。
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イチジクの木を見ると、やはりイチジクヒトリモドキの幼虫が付いていました。でも、一部の葉だけで、被害はまだそれほど目立ちませんでした。
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こちらはギシギシの葉についていたハグロハバチの幼虫です。
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モンシロチョウ。
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民家の門のところにあったトキワサンザシです。実が見事です。
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その隣にあったキンモクセイです。以前にも書いたことがあったのですが、キンモクセイは雌雄異株で、その原産地は中国です。日本に移入されたのは雄樹だけだったので、今咲いているのは雄花だけです。雄花には雄蕊が2本と不完全雌蕊があります。
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イナゴが枯葉色になっていました。何匹か撮ったのですが、ハネナガイナゴには短翅型がいるし、コバネイナゴには長翅型があるので、翅の長さだけだと区別がつきません。「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」によると、♀は腹部第3背板後側角に棘があるかないかで見分けられるのですが、採集しないと分かりません。一方、♂は交尾器の挿入器が太いか細いかで見分けられそうです。
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♂の腹部末端を拡大したのですが、挿入器は尾突起のことを指すのかなと思いました。だとすると、かなり太いので、これはコバネイナゴだということになります。
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ベニシジミ。
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最後はミゾソバでした。
雑談1)最近もときどき散歩に出かけているのですが、これぞと思う撮影対象にはなかなか出会えません。それでも、一昨日は佐保川にタシギがいました。石の横でじっとしていたので、初め、石かなと思ったのですが、双眼鏡で見たらタシギであることが分かりました。長い嘴を背中の羽に埋めていてタシギらしくないので、しばらく待っていたら、首を上げたので、やっと長い嘴が撮れました。今日は、稲刈りの終わった田んぼにビンズイが来ていました。馬見丘陵公園では撮ったことがあったのですが、大和郡山市では初めてです。
雑談2)今日は先日見てきた割塚古墳について調べようと思い、図書館に「矢田丘陵周辺の古墳文化」(第4回こおりやま歴史フォーラム 1998)と小島俊次氏が「奈良県観光」という新聞に書かれた「割塚古墳の調査」(1969.3.10)という記事を見に行きました。地域の本を集めた本棚にあるはずなのですが、いくら探しても見つかりません。それで、職員の方にお願いして、探してもらいました。一応、コピーは取ったのですが、それほど情報は載っていませんでした。古墳は情報集めが大変なようです。
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