
二三枚目を飛び越して。
五枚目くらいのカブトムシ。
樹液もメスにも興味なく。
不恰好に空を飛ぶ。
鳥も行き交う昼日中。
青空の下を飛びたいと思った。
ぼくの命は一夏と知ってる。
しなきゃいけないことも知ってる。
でもいいだろうと思っている。
だってぼくみたいのがたくさんいたら。
この森のカブトムシは滅びる。
だから義務は置いといて。
やらずにいられぬことをやる。
飛べる羽がある。
動かなくなるまで。
五枚目くらいのカブトムシ。
樹液もメスにも興味なく。
不恰好に空を飛ぶ。
鳥も行き交う昼日中。
青空の下を飛びたいと思った。
ぼくの命は一夏と知ってる。
しなきゃいけないことも知ってる。
でもいいだろうと思っている。
だってぼくみたいのがたくさんいたら。
この森のカブトムシは滅びる。
だから義務は置いといて。
やらずにいられぬことをやる。
飛べる羽がある。
動かなくなるまで。