今日も空から涙降る

詩2941「絶望の海」

まるで当たり前のような。
絶望の中で目を覚まし。
広大な海を泳ぐ魚のように。
くねくねと絶望を歩く。
叫びなんかは必要じゃない。
解決なんかも必要じゃない。
死んだところで変わらない。
この絶望を歌に変え。
この絶望を指に変え。
この絶望を筆に変え。
死ぬまで生きる。
絶望を。

水野和夫氏：そして世界は中世に戻る[マル激！メールマガジン 2017年1月18日号]

マル激トーク・オン・ディマンド 第823回（2017年1月14日）
そして世界は中世に戻る
ゲスト：水野和夫氏（法政大学法学部教授）

理念がないといけないというのはよく分かる。
たとえ民主主義や国民国家という理想が崩れてきたとしても、いい社会はこんな世界だという理想がなければ、なし崩し的に弱肉強食世界に成り下がるだろう。それこそ中世以前じゃないか。理念が欲望と入れ替わったのが新自由主義じゃないのか。
理想の社会とは全世界的な経済成長じゃない。全世界的にひどい不幸がなくなることだ。