立川談志門下の修行過程のエピソード達。
絶対君主的な様相だけれど、本当はもっと論理的師弟関係が成り立つんだろうな。談志師匠の考えのままいけば。でもあまりに談志師匠が大きすぎて対等の論理関係を築ける人がいないんだろう。談志は揺らぐ人、というのが的を得ていると思う。
面白くて一気に読んじゃった。
こんな感じ。
8割くらい生き残り。
割れたのは下のほうばかり。おそらく、急熱によって割れたのではと。乾燥の徹底をすればなんとかなるのではないかと。次するときは焼く前にもう一手順加えてみよう。
おもしろい。
うるさい世界に大したものは無い。
知れば知るほど空っぽになる。
それならば地下に潜ろう。
スコップで穴を掘る。
取敢えず身体の分。
ここにはなにもないけれど。
なにもないことがあるじゃないか。
「かいかいしき
ぼく、かいかいしき
白ぐみのおうえんだんちょうが
「空を見ろ。あの白いくもも
白ぐみを おうえんしてる。」
と言ったとき
くもがでてないのに、
はずかしかったよ。
みんなわらっていたよ。」
「ふしぎなこと
せんせい
ロケットって
とんでいくとき
そら こわれへんの」
何気なく読んでいたら足元掬われるなあ。
子どもは。
大人よりも大人だな。
大人は。
子どもよりも子どもだな。
と思うことがある。
ビールを飲める。
かどうかとは違う話。