道の端。
歩いていると。
カタバミの花。
咲いていた。
鼻を近づけ。
嗅いでみた。
もういない。
私の子。
小さい蝶々を。
追っていた。
薄黄色の。
小さい花は。
あの子の匂いが。
するようで。
カタバミの花。
ひとつだけ。
そっと摘み。
前足の毛に。
擦りつけ。
擦りつけ。
嗅いではそっと。
目を閉じた。
著者の経験や哲学を基にした学校論。高校を念頭に置いていると思うが。
学校はどうあっても不平等にならざるを得ない場であり、教師はどう言い訳をしても権力者でしかありえないことを様々な面から説いている。うなずけるところは大いにあるが、偏っていると思う考えもある。
民主主義を絶対的にいいものだという価値観で見るならば、それは宗教的な盲目も生み出すんだろう。現代的民主主義が疑われてきた昨今、考えるきっかけになる一冊としてはいいかもな。
ぼくらもぞもぞ。
みんなでしずか。
にくらしていたら。
そらからなにか。
おりてきて。
ごっそりぼくら。
すくっていった。
おじいさんが。
いっていた。
てというものか。
ぼくはつままれ。
せまいところ。
にいれられて。
もうすぐしに。
そうなんだけど。
よくあることだ。
とおじいさんが。
いっていた。
それもいきること。
のひとつだと。
やっといま。
わかったよ。