親子ほど年の差がある三浦と投げ合った晋太郎。
一歩も引かないその凛々しさ。
甲子園は、藤浪晋太郎の為にある。
なりとろは、今日、はっきりと確信した。
ストレートは少なかったが、
その分、コントロールされた変化球で幻惑した。
こういうピッチングも出来るのか。
悪い時は悪い時なりに・・・なんて言葉、
19歳の口から出て来るとは・・・。
末恐ろしい未成年エースだ。
相手に助けられた面も、もちろんあった。
大洋が相手だったのも幸いした。
それでも、前回の課題、
ランナーが出てからのピッチングには、一定の成果が見られた。
5回の守り、荒波の企画した盗塁を藤井が刺せたのも、
晋太郎がちゃんとクイックで投げられた証拠。
もちろん、まだ甘さはあるが、
19歳エースはまだこれから進化して行くことだろう。
金の卵から、真のエースへ。
今日、藤浪晋太郎はその第一歩を歩きだした。
だけど、競馬は負けちゃったなぁ。
タマモベストプレイはスタート直後によれて隣の馬と激突、
そのあと、ミヤジタイガに寄られて挟まれ、
後ろに下がるアクシデントに見舞われた。
これにより、いつもの好位が取れなかった。
それでも、4角で仕掛けられたベストプレイは、
直線しぶとく伸びて5着入線。
ハイペースで時計の早い決着でも十分戦えた。
やはり、距離の壁は存在しない。
惜しむらくは、勝ち馬の後ろからレースをしなければならなかった事。
前に位置を取れていれば、結果も変わったはずなのに。
個人的にはダービーでもう一度見たい。
フェイムゲームは伸びを欠いて12着。
今日の馬場で、後ろから外を回ったのではノーチャンス。
今日は2000mのスピード勝負について行けなかったが、
ダービーの距離での我慢比べなら、まだ可能性は0ではない。
それにしても、リヤンドファミユ。
無い物ねだりしても仕方ないが、
出て欲しかった・・・。
残念。
あと、こんなに早い時計で走った皐月賞メンバー。
中山の荒れ馬場…故障がありませんように・・・。