春の天皇賞は、漆黒の怪物・フェノ―メノが勝ちました!!
ステイゴールド産駒、悲願の天皇賞制覇です!
しかし、なりとろはやっぱり複雑。
大本命・ゴールドシップに勝てるのはフェノーーメノしかいないと思ってましたが、
ゴールドシップが負ける相手もフェノ―メノだけだと思ってましたから・・・。
結果は、フェノ―メノが優勝し、
ゴールドシップは5着に敗退。
ゴールドシップが5着に負けた事は、
フェノーメノが勝った事と同じくらいに、
なりとろには衝撃的な事実でした。
勝ったフェノ―メノ。
パドックで見るフェノ―メノは毛づやピカピカで迫力満点!
素人が見ても解るくらいの好馬体でした。
レースでは、戦前の予想通り、
早いペースでの先行集団で流れに乗ります。
掛かる所なんて殆どない、完璧に近いレース運びでした。
4角ではゴールドシップが来る前に仕掛け、
早めに先頭に立ってそのままゴール!
今までで一番強い競馬をした…それが感想です。
もしもゴールドシップがいつものように捲りを成功させたとしても、
きっと届かなかったように思います。
悔しい思いをした昨年。
でもそれが有ったからこその、この勝利だと思います。
本当におめでとう、フェノ―メノ!!
一方のゴールドシップ。
スタートはいつものようにもっさりでした。
スローなら、もっと押し上げて中段をキープするかな・・・と思いましたが、
3頭目のステゴ産駒・サトノシュレンが作ったペースは1000mが59秒台。
かなり早いペースだったため、シップは無理せず後方から。
それでもなりとろは、一週目の直線でポジションUPをすると思ってました。
昨年のオルフェーヴルの例があるからです。
縦長の展開だし、ある程度の位置をキープしないと、
前を行く馬たちとの間合いを詰めるのに困難だと思ったのです。
でも実際は、ペースはそれほど落ちる事なく向こう正面へ流れ、
ゴールドシップの得意の3角まくりも思ったように決まりません。
結果、3~4コーナーでずいぶん外を周る事になり、
前を行くライバルたちに大きなアドバンテージを取られました。
普通の馬なら、もうここでおしまいなのですが、
ゴールドシップのこれまでの戦い方を見てきた者としては、
手ごたえ以上に伸びる事を知っていましたので、
もう一度加速してくれるものと信じていました。
実際、ペースは早くて底力を試される展開でしたから、
これはもう、ゴールドシップ向きのレースで間違いなかったのです。
なのに、ゴールドシップは伸びない。
4コーナーでは前を行く馬が仕掛けたところでついて行けず一気に離され、
直線に向いても他の馬たちと同じ脚色になってしまった。
完敗。
そう言わざるを得ないレースでした。
レース後はなりとろも故障を危惧しました。
こんな負け方はあり得ないと思っていたので・・・・。
ゴールドシップが負けた原因は、何度レースを見ても掴めませんでした。
でも、もしかしたらこういう馬場はあまり合わないのではないか・・・?と言う事と、
直前の追い切りでいつもと違うコース追いをした、ボタンの掛け違いがあったのではないか・・・。
これくらいしか思い浮かびません。
後者が原因だとすれば、
くしくも昨年の大本命馬・オルフェーヴルと同じ理由だった事になります。
もしそうなら、なんだか負けるべくして負けた気がします。
歴史は繰り返される…。
調子が良い時に、変わった事をしてはダメ。
ステイゴールド産駒には、特に大事な格言になりました。
なりとろの馬券。
不動心で、馬連6-8で勝負。
結局、ゴールドシップとフェノ―メノ、甲乙つけられなかった故の結論。
どちらの馬の単勝も、今回は買っておりません。。。。
そのため、応援馬がG1を勝ったと言うのに馬券が有りませんでした・・・。
競馬で勝って、勝負に負けた。
相変わらずの 『ぬるとろ』 さんです。