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当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

建仁寺 両足院

2011年02月05日 | 日記
再び京都の話へ。

正伝永源院行ったついでに、同じく建仁寺の特別公開、両足院にも寄ってきました。
去年の6月に半夏生観に行ったばっかなのに(笑)


入口から相変わらず美しい白がまぶしいぜぃ

半年前にも書いているので、細かい話は今回は省きます。

今回のここの見どころは何と言っても、毘沙門堂の秘仏
黒田長政が兜に納めて関ヶ原を戦ったと言われる毘沙門天像の特別ご開帳

なんというか…納めたと言われただけあって、小さい。
でも、かと言って、兜に納めたとなると、サイズが少し疑問な感じでしたが…まぁ納め方にもよるだろう
細やかな細工ですが、これがそれですよ言われなかったら見落としかねない感じです。
仏像としては、鎧不動尊象をなんだか思い出したり…。
でも、これが黒田の勝利に繋がったと思うとちょっぴり感慨深くなっちゃいます
別に三成は嫌いなわけではありませんが(あくまでも秀吉が微妙なだけ)、黒田長政と言えば関ヶ原の武功がなんたってあがりますんで
そしたらこれは重要な品ですからね~


ついでにお庭見学。
池泉式庭園、半夏生の季節なら、ここにもう少し“色”がつきますが、元々綺麗な庭なので、冬でもそれなりの味があって良かったです


書院の窓はさすがに開いていなかったのですが(6月の公開の時は開いてます)、逆にそれも趣があって良かったです。
昔のギヤマンの窓なので、景色が独特の“揺れ”を含んで見えるんです。
それはそれで、絵みたいな感じで良かったですね~

ちなみに書院には、特別公開パンフレットにも載っている、若沖の鶏の掛け軸など、絵画の展示がされています。
若沖の絵は何度みても凄い
あの野生さと細かさは本当に感心して見入ってしまいますね

あと、方丈の方に、長谷川等伯の竹林七賢図が飾られていました。
実は前回、これ、美術館に貸し出し中で見れなかったんだよ
そんなわけで今回見れて嬉しかった
ガラスにさえぎられることもなく、間近で見れる…たぶん他ではありえない扱いです
でも、やっぱり、さえぎられずに生を見るっていいですね
なんつうか…絵の出す優しさってのが感じられる気がします。
これ、他ではなかなかこんな距離で拝めないはずなので、気になる方には見に行っていただきたいですね~

両足院の後はもちろんお隣の建物、毘沙門堂へ。
秘仏見させていただいて、こちらに寄らないのはやっぱりねぇ

御堂の脇には、寅市だったので出店が並んで賑やかでした
ちなみにここ、戦前は、祇園の舞妓さんがイイ旦那さんとの縁結び祈願でお参りしてたんだとか。
今はそんな艶っぽい雰囲気がある気はしないんですけどね。