当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

舞台『金閣寺』

2011年02月13日 | 日記
森田剛くん主演舞台、『金閣寺』見てきました。

神奈川芸術劇場、こけら落とし公演です

これは言わずと知れた、三島さんの金閣寺の舞台版
宮本亜門さんの演出だったんですが、独特の世界でしたね~
宮本さんの演出っていくつか見たことあるけど、こんなんは初めて。
ものすごい前衛ちっくなの。
美の象徴である“理想の金閣寺”を形には表さないんですよ。
なんかそれが、妙な個人的感覚のイメージを植えつけてこなくて良かったですね~
金閣寺が美ってより、神みたいでした、はい
最後の炎上の演出もめちゃめちゃ良かった
火ではなく、銅板かな?を床にして下から光らせる演出は、すごい幻想的で良かったです

役者森田さんは、相変わらず上手でしたね~
本当にあの子の芝居はすごいと思うや。
溝口の脆さっての?ドモっておどおどした感じがリアルに感じられました。
あの細い体系も、不健康でひ弱なイメージにあってたし。
良かったわ~

高岡くんと大東くんもすごい良かったです
内面に弱さ・暗さを抱えている分余計に、強気であったり誠実だったり。
そんなところがちゃんと感じられました

あと、高岡くんは足のびっこの引き方が感心しちゃった
あんなに長い時間、あの歩きをよく続けていられるよ。すごすぎるわ

いや~本当に良かった
すごい世界観だし、皆さんすごい演技だったと思います
新しい演劇見た気がしましたよ

テンペスト

2011年02月13日 | 日記
赤坂に『テンペスト』観に行ってきました

仲間由紀恵さん主演、池上永一さんの本『テンペスト』の舞台です。


話は琉球王朝最後のお話。
仲間さん演じる真鶴が、父の遺言に従い、男(孫寧温)に化けて母国を救うために王朝に仕える。昼ドラばりな展開で、怒涛のごとく起きていく事件に翻弄される真鶴。さて真鶴と琉球王朝はどうなる!?ってお話です。

小説を読んだことなかったので、まったく知識がないまま行ってきました。

感想としては…
ちょっと詰め込みすぎたかなぁと
たぶん小説の事件的な部分を全部なんとかやったんじゃないかと思うんですが…
あらすじを追っていく感じになってた気がします。
芝居を含む映画を見てきた印象。
面白かったけど、コントっぽい部分も多かったのでちょっと漫画っぽくもあったし

仲間さんの男女2役はなかなか良かったと思います
寧温やってる時は少し声低めにしてましたが、こっちの声のが落ち着いて聞こえていい声だったかも。
そして沖縄の血なんですかね~舞が綺麗
最初に舞から始まったんですが、普通に手先の綺麗さに感心してしまいました

生瀬さんは、聞得大君と言う王族神。女性の予言者?魔術師だったんですが、もう本当に自由でした(笑)
ホント、定期的にコントになっちゃうんだもん
鬼気迫る演技は良かったんですが、それよりどうしても笑いの場面のが印象深くなっちゃった

ヤスケンはズルかった…
真鶴を逃がすために大君に立ち向かうって…かっこよすぎる死に様なんですけど
あの死に方はズルいよ~かっこよすぎるよ~

そして誰よりも何よりもかっこよかったのは、もちろん山本耕史くん
最初に薩摩藩士で出てきた時にノックアウトされましたよ
新撰組の土方さんをモロに思い出す、あのかっこよさ
ヤバかったですね~
最後に明治政府の用人として英国の洋装で登場。
これまた「土方さんか~」と心でパニック(笑)
しかも寧温を友として守り、その上ひたすら真鶴を愛し続けるという、なんだよこの男前な役だったんですね~
そりゃ惚れるよ、あの見た目であれでしょ?眩暈起こしそうなほどかっこよかったよ

ま、そんなわけで、これはこれで楽しかったには楽しかったです。
歴史のお勉強させられて感じで。
とりあえず小説が読みたくなりましたよ。探してこよっと


最後にスマップさんたちから花がきていたので