先日、上野の国立科学博物館で開催されている特別展「和食」に行ってきました。
銀座線に乗ったんですけど、すごく違和感があって。
お客様が多く混雑していたので撮影が難しくてここしか撮れませんでした。
車内のカラーリングがFENDIでした。
椅子は緑色。
なんだろ、ちょっと落ち着かない。
どうやら表参道のイルミネーションとコラボしてるとか?詳しくは読まなかったけど。
乗っているお客さんの多くが外国人でしたけどどう思ったかしら?
電車を降りて歩きます。
12月なのに暖かい日が続いていて、ちょっと歩くと汗がでるほど。
上野の街を歩く人たちの服装も12月とは思えなかったり、朝は着ていたコートを手に持っていたり。
特別展「和食」は平日だったこともありすぐに入れました。
リピーターズパス割引が対象の特別展でしたので630円引きで入場できました。
友達に言われたんですけど「科学博物館なのに和食なの?」と。
確かにそうですね。どういうこと?
でも、行ってみると面白い。へえって思うことがたくさんありました。
第一章「和食」とは?から始まり第二章、列島が育む食材と進みます。
こちらは日本の天然水の一部。
日本のお水は軟水ですけど、全く硬度がないわけではないんですよね。そして産地によってその量が全然違う。
数字は含まれる硬度です。左下に見えるコントレックスはすごい硬水だとわかります。
日本国内の天然水に含まれる硬度は地域によって違います。
ここを見るだけで結構時間かかりましたー。お水だけで面白かったのでこの先が楽しみになりました。
山菜のワラビは、地域によって呼び方が違うそう。
こちらは水菜の標本。
前期の朝ドラ「らんまん」で初めて標本作りを見たのですが、この標本もあのように作るのでしょうね。時代は変わったとはいえ大変な作業と想像します。
標本の右下には産地や採集者などの情報が書かれています。
私たちが食べている大根も多彩。
日本で栽培されている野菜のほとんどが外国が原産だそうです。日本のものだと思っていたけど、品種改良によって今現在食べている野菜の形になったそう。
こちらはお米の品種改良の系譜。
今では次々と新しいブランド米が誕生していますが、それらをたどればごく限られた品種にたどり着くそう。
発酵のコーナーは和食と科学が結びつくコーナーでした。
和食作りに必須のしょうゆやお味噌は発酵食品。
「発酵」と「腐敗」って同じようで同じじゃない。発酵の仕組みやスーパー技術が紹介されています。
こちらはしょうゆ作りの際、どのタイプのしょうゆにどの菌や酵母がどのタイミングで入れられるのかが書かれています。
しょうゆの色の決まり
画像はありませんが和食と言えば「だし」。そして「うまみ」ですね。
こちらについても昆布やカツオなどを紹介しながら科学的な切り口で紹介されています。
この後は第三章~六章 和食の成り立ち、和食の真善美、わたしの和食、和食のこれからと続きます。
第一章と二章に比べて科学度は減りますが楽しんでみることができます。
ちょっと影が入っちゃったけど、日本のお雑煮分布図はやっぱり面白いと思います。
先日、マニラに住んでいた時にお隣に住んでいたお友達に会いまして、その方は和歌山の方なんですけど、お雑煮の話で盛り上がりました。彼女のおうちのお雑煮がその地域で一般的というわけではないそうで、家庭の味らしいです。なかなか東京の普通のスーパーでは手に入らない材料もあるそうです。
お客様の中には外国人も多くいらしていて、日本人のご友人と来ていた外国人も。
上手に日本語を話されていたけど、もしかしたら読むのは苦手なのか書いてあることをご友人が丁寧に説明していました。それを興味深そうに楽しそうに聞いていて質問したりいろいろ話されていたのが印象的でした。
特別展「和食」は4月から各地で開催されるそうです。
ご興味のある方、お近くで開催されるときに足を運ばれてはいかがでしょうか。
次回の特別展は24年3月16日から「大哺乳類展3」だそうです。