ここ数日、奇跡が起きてほしいと思っていました。
テレビでも新聞でもかなり取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、
2002年日韓ワールドカップで日本代表戦士として活躍した松田直樹選手が
本日亡くなりました。
まだ34歳。
16年所属したマリノスから戦力外通告を受け、今年からJFLの松本山雅に。
松本山雅をJにあげるべく、戦っていました。
突然襲った病魔。
最初、一方を聞いた時は驚きましたが、熱中症で一時的に意識がないのかな?と
思う反面、ジャイアンツの木村拓也選手のようなことにならないか心配になりました。
私はマリノスサポではありませんが、一番サッカーを見ていた時期にマツはいました。
どうも好きにはなれなかった選手です。
プレースタイルが嫌い、長い髪の毛が嫌い、チャラチャラした感じが嫌い。
そんな選手でした。
プレースタイル、敵にするとホントに嫌でした。
ちょっとハードすぎたりして。1対1に強かったりして。
長いこと、マツのことは好きではなかったけど、昨年マリノスから戦力外を通告されたと
聞いた時は「マツはまだマリノスに必要だよ!!」と思いました。
その時のマリノスがそういう状態に別チームのサポからは見えました。
それからはマツがどこのチームに行くのか興味があり、J1のとあるチームにほぼ決まりと
聞いたときは「よかったね」と思いました。
それが、一転私の耳に飛び込んできたのはJFLの松本山雅へというニュース。
必ず、Jに上げる!というマツの気持ちに驚き、またその時に
「マツってしっかりと考えてる気持ちの強い人かも。私が思っていたような人じゃ
ないのかもしれない」と思い直しました。
松本へ行ってからのマツのプレーは見たことがありません。
最後に実際に見たのはいつだろう?
もう5年以上前かもしれません。
松本がJに上がる姿を見たかったです、そしてその輪の中にいるマツを。
たくさんの選手たち、ファンが悲しみ悔しい思いをしています。
もちろんご家族も。
まだお子さんだって小さいじゃない。
あんまりマツのことが好きじゃなかった私だって、悲しく悔しく、とても辛いです。
誰よりもマツが悔しいはず。
悔しいよね。
長い間、体を酷使してきたから、ゆっくり休んでください。
こんなに早く言うことになるなんて・・・。
お疲れ様、マツ。