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久しぶりに東京。友人夫妻とゴヤ展に行って来た。朝起きると枯れ葉の上に雪。散歩に出掛ける時には、まだ降っていたが、途中で止む。でも、寒い!上野も寒かった。駅からすぐの国立西洋美術館に駆け込む。ランチを一緒にしてから、ゴヤを見た。
スペイン、プラド美術館からの、200点以上(うち数点国内の美術館からも)が、展示されていた。有名な「裸のマハ」は、来ていなかったが、「着衣のマハ」は、来ていた。
宮廷画家として高い地位に上り詰めたゴヤだが、出自は、鍍金職人の家の生まれ。描いている物は、庶民目線で、親しみが持てた。革命と戦争、宗教と啓蒙思想。荒々しい時代の中で、それをしっかりと見据えていたことが、見て取れる作品が、多い。貴族のためのタペストリーの下絵として書かれた作品も庶民の生活を描いた物が多く、面白い。小さな版画やエッチング風刺画は、特に面白い。とても惹き付けられた。ただ、小さいくて、しかも少し高い所に掛けられていて、めまいの後遺症が、まだちょっと首に残っているので、長く首を上げているのが、苦しく、また天井のライトがガラスに反射するなどしてとても見にくかった。背の低い人用に足台の貸し出しが、あったらなんて考えてしまった。)帰りにショップで、数枚の絵はがきを買い求めて後で、じっくりと眺めた。例えば、こんなの。(絵はがきを撮影)
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その人物たちの微妙な傾きが、何度見ても、何だか動いているように見えて仕方がない。
これは、大きな絵だが、マドリードの町中の男女のちょっとした情景を描いている。きれいな絵だけど、ちょっと面白い。(絵はがきを撮影)
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見終わって疲れて、近くのカフェで、お茶して帰った。上野です。こんなのが、ありました。パンダアンパンですって。絵を見すぎて疲れている誰かの顔にそっくりかな。
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