私の無頓着が故に起こったお金の話
今回は自動車保険について
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長年叔父が保険代理店をやっておりまして
自動車免許を取得したら自動的にお世話になる流れになって25年
自動車保険を一度も使う事がなかったので毎年深く考えずに更新してきました
叔父は歳を取り、数年前代理店を廃業する事にしたので地元の代理店さんに引き継ぐ形で辞めました
私はその代理店さん取り扱いの自動車保険に1年に一回
年払いで預金から引き落としをして保険契約を継続していました
その通帳の記帳を何年もしていなかった事に気づき、銀行に出向いて通帳の内容に目を通したところ
「(◎_◎;)自動車保険の支払いが前回から1万4千円も増えている」
あれあれあれ?どうなっちゃった?
しかも引き落としからすでに半年が経過
通帳には少し多めに残高が残るようにしてあるので
問題なく引き落とされていました( ノД`)シクシク…
一度も電話した事がなかった代理店の担当者の携帯に電話をかけた
「保険料の値段が高くなったみたいなんですけど、説明してもらえますか?」
担当者は突然の電話にキョトンとしていたのですが
「ハイ、調べてまたご連絡致します」
と言ってくれた
あまり深刻に考えていなかったので
値段が高くなった理由を説明されて
「あ、そーですか。じゃ今後それでいいです」
というような流れになるんだろうと思っていたのですが
カスタマーサービスに電話して聞けばすぐに調べてもらえるじゃん(*'▽')
と思い立ち、代理店ではなくカスタマーサービスに説明を求めた
すると
「今回は過去の3年契約が終了したので 新しく契約いただいた内容での更新となりまして
金額はこういった契約(長いので割愛)の為に金額が前回より高くなっております」
という説明だった
(゚д゚)ちょっと待て!!
契約なんてしてないぞ
説明も受けてないし、内容に聞き覚えもないし、もちろん承諾もしてないぞ(@ ̄□ ̄@;)!!
3年契約の途中だと思っていた私はめちゃくちゃびっくりしました
電話口で説明してくれたオネーサンには
「いえ、私そんな契約してないですし、初めて聞く内容です( ̄▽ ̄;)」
と伝えた
やはり代理店からの説明が必要だという事になって連絡を待った
後日わりと早く代理店から電話があって
電話口で説明を聞くつもりだったのだが
「どうしてもお宅にお伺いしてお詫びとご説明を差し上げたい」
とおっしゃる
実家の両親にはこの事を説明していて「何か知ってる?」と尋ねたところ
どうやら父が私の名前で契約書にサインしていた事が分かったので
父にも同席してもらう為、実家で話を聞く事にした
主人にも同席してもらおうと、仕事から帰ったばかりの主人を実家に連れて行った
約束の時間になるとインターホンが鳴ったので玄関を開けると
男性が2人立っていた。一人多い
アンタ誰?Σ(・ω・ノ)ノ!
担当者と一緒にやってきたのは代理店の社長だと言う
その社長と担当者と私の父と主人の5人
説明は全て社長がした
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担当者は隣でうなだれるばかりだ
契約更新にあたり、おすすめしたい商品というものがあったので
それで契約を進めるべく説明に当時の私の自宅(実家)にやってきたのだが
契約者である私は不在。父が話を聞く事になった
父に商品の説明をして、父が承諾をし、父が私の名前でサインをして契約が完了したのだそうだ
お金を支払っているのは当然私なワケで
それって・・・犯罪(@ ̄□ ̄@;)!!
えええええ
こういう時の父は何も言わない
とにかく貝のように口を閉ざしてしまって、何か言うとしたら後で当事者のいないところで言うので
全て相手のペースで話が進んで終わってしまう
主人が口を開いた
「望まない契約を本人の知らないところでしてしまって、お金まで支払ったんですけど
そのお金は返してもらえないんですか?」
というような事を言ったのですが
「解約した月から満期までのお金は当然払い戻しされます
しかし、過ぎてしまった月日に関しては商品として使用した事になるのでお返しできませんし、ルールとして返金はしてはいけない事になっています
ただ、残りの日数と金額はわずかですので、解約されるなら満期まで待たれたほうがお得です」
という感じの事を説明されました
なんかムカつく(-"-)全部そっちの都合じゃん
理屈はそうなんだろうけど納得できない
でもそうするしかないのだろう
「どうするかはこれから決めますけど、今後お宅にお任せする事はできません」
と言って帰ってもらった
シャチョーは亀屋の饅頭を1箱置いていった
モヤモヤしていた私は何度か自動車保険のお世話になっていて詳しそうな知人にこの話をした
するとその人は不思議そうな顔で
「渡辺さんは保険会社に何を求めてるの?スーパーやお店で買い物をする時と同じようにお金を払うものなんだから
自分で判断して加入するべきだと思うよ。自分は3年契約なんてしないし、毎年契約を見直して他社に乗り換えもよくするよ」
怒るでもなく、本当に不思議そうな顔でそう言った
この言葉は本当に響いたΣ(゚Д゚)
自分がなんと愚かだった事か
確かに「今まで通りでお願いします」とか「忙しくてなかなか自宅に居ないです」という事をこの数年何度となく口にしてきた
だからと言って今回の事はやっていい事ではなかったけれど
私が無頓着だったが故起こった事である
しかもこのような契約をこちらの代理店は他にも何軒か結んでしまっていたそうだ
そんなヤバイ代理店だったの?(;´・ω・)
さらにそこのシャチョーさん、元暴走族だったとか
初めて聞いたよ
「そんな人の会社に今まで流されて契約し続けてた渡辺さんにも問題があるんじゃないの?地元に居てなんでそれに気づかないの?」
と別の人物からもお叱りのお言葉をいただいた
なるほど。そのお言葉は真摯に頂戴するとして
人の過去は変えられない。もっと言えば事実確認なんて誰もしない
地元で商売をしようと思えば、何年経っても「あの人は元暴走族」とか言われるんだろうな
ホームページを見に行けば立派な経営理念を掲げた会社だけど
そんなものは建て前に過ぎないと見られるのだろうか
それでも社長は責められるのを分かっていて頭を下げに来た
担当者のした事を「自分の監督不行き届きです」と言っていた
ただ、支払ったお金は返ってこないので「それがどうした」と言われればそれまでだが
・・・
私はその後 代理店との契約を切ったけれど
父はそのまま現在も継続している
正月、代理店から実家に年賀状が届いた
大量に印刷されて郵便局に出されたであろう年賀状
「旧年中は大変お世話になりました」と書いてあった
お世話じゃないだろう
空気読めない会社だなぁ(-"-)