2021年5月3日現在 まだ終わらないコロナ
私の目線で少しだけ振り返ってみた
2020年1月6日
中国武漢で原因不明の肺炎患者のニュースが出たのだが 全然身近に感じていなかった
サーズやマーズの時のように 怖い菌だけどいずれ終息だろうという意識でした
2月になるとお店からマスクとトイレットペーパーが消えました
SNSでのつぶやきが人々の不安を煽り、集団心理によってマスクやトイレットペーパーを求める人が続出
我が家のトイレットペーパーも残り2ロールというところまで迫りましたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
続いてレトルトのパックご飯が棚から消え始めた時は、混乱を招く当事者にならないように誰にも言いませんでした
こちらはわりと早く回復しました
そんな時にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で集団感染確認というニュースが連日報道されていました
3月2日から春休みの終わりまで 全国全ての小中高校など臨時休校となりました
発表された時はなんだか信じられなくて 大きな荷物を持って下校してくる近所の小学生たちに
「明日から休みなの?Σ(゚Д゚)本当に?」と確認したほどでした
最初は長期休暇を手に入れた学生さん達はどこに遊びに行こうか浮き足立っていましたが
だんだん世の中はそれどころではないという事に気づきます
2月にライブハウスでクラスターが発生したのがきっかけで
全国のライブハウスはイベント、ライブができなくなりました
スポーツイベント、文化イベントも各地で中止
長年スポーツに打ち込んできた学生さん達が目標としてきた大きな試合に出られなくなって悲しむ姿は本当にかわいそうでした
3月24日 東京オリンピック、パラリンピックの延期もこの時決定します
コロナ感染者は地元では少なくて、まだどこかTV報道で聞く話題だったところに
志村けんさんの訃報で一気に現実味が増しました
3月29日 コロナ感染により死亡
家族は面会もできず、身内の誰にも看取られずに亡くなり
火葬場で焼かれて お骨になって ようやくお兄さんのところに帰る事ができたそうです
「コロナって本当にうつるんだ。死んでしまうんだ(;´・ω・)」
一度もお会いした事がないのに、幼い頃からTVで見続けていたせいか、とてもショックでした
娘の短大も授業は終了して3月2日以降は学校に行けませんでした
卒業式はホテルの会場を貸切って謝恩会まで行う予定のところを
規模を縮小し 会場を学校に移して所属する課ごとに分けて行うという変更の連絡を受けたものの
最終的には中止になりました
せめて写真だけでもと、地元の貸衣装やさんで写真だけ撮りました
こういう時はりきってくれるおばあちゃんには感謝しかない
学校からは卒業証書が郵送で届きました
式辞の中には「新型コロナウィルス」の文字
友達とこういう写真 撮りたかっただろうなぁ
「あんな事もあったよねー」って話せる日は何歳ぐらいなんでしょうね
この年、成人式は通常通り開催されたので それだけが救いでした
人との接触が感染を広げてしまう事が繰り返し報道されて
みんな外に出ないようになりました
桜の季節がやってきたのに、お花見をする人は居ません
世の中がコロナでも 桜は変わらず咲くんだなぁと妙に感心しながら見上げました
この日はお昼ごはんを買いにスーパーまで歩いていく事にしました
駅に到着
日曜日の昼どき 誰もいません
ほぼゴーストタウン
誰にも弾いてもらえない 駅ピアノ
駅北
ポツンと人が居ると逆に目立ちます
2020年 たじみ陶器まつり中止のポスター
駅南 再開発の為 長年親しまれてきた建物が取り壊されます
こうなるらしい
東海市にすでに似たようなものが完成しています
タクシー乗り場
ヒマだけど どうしようもない運転手さんたち
人が居ないんだもんねぇ・・・
人が外出しないと おうちごはんが主流になり
スーパーはお惣菜が充実するようになりました
中身一緒なのにラベルが違う(゚д゚)!
家に帰ってきてお昼ごはん たまにはお惣菜もいいなぁ(*´ω`*)
別の日
地元の居酒屋さんの串をテイクアウトしました
少し安く持ち帰りができるように補助金が出るようになったので
いろんなお店がテイクアウト用のメニューを出すようになりました
長い間外出していないとお店の味が懐かしく感じます( ノД`)シクシク…
別の日
主人がご飯を作ってくれる事もありました
ありがたやー('ω')
4月16日 緊急事態宣言が全都道府県に拡大
不要不急の外出を控えるように
マスク、手洗い、消毒等 エチケットを守りましょう
などの指針が発表されました
私はバンド活動が全て停止、ライブも全てキャンセル
仕事と食料の買い物と犬の散歩以外は外に出なくなりました
もともと出不精だったので「外出を控えましょう」には大喜びで引きこもり
週末の夜は
自宅でまったり
仕事は行く事ができていたので日常はあまり変わりませんでした
休日は自宅にいると3食作らなくてはいけません
普段の家事も変わらずやらなければいけません
ヒマという事は一切なく、相変わらずの日々を過ごしておりました
しかし、出不精でも「夜ふらりとBarに行く」という事だけは
お酒が飲めなくても好きだったので
自粛でお店が長期休みに入ると「みんな元気かな(*´ω`*)」と寂しく感じる時もありました
そんなこんなで初夏になりました
まだライブを開催するに至っていないライブハウスに行ってみました
開店休業状態でこういう感じ
廃業してしまうライブハウスも出始めていて、名古屋錦のお店も何店舗か閉店しているのを目撃して大変な時代になった事を実感
夏になると 夏祭りが全部中止になって テキやさんの仕事がなくなってしまいました
そこで地元のお寺さんが週末だけ駐車場を開放して屋台村のような空間を作るという救済措置を取りました
色々気を付ける事はありましたが
子供達は嬉しそうでした
突然私達の前に現れた新型コロナウィルス
どこを見ても人々はマスクを装着していて最初は異様に思えた光景もだんだん見慣れてきました
見えぬ恐怖に怯えて人が人を責めたり 家から出られなくなってしまったり
仕事を失って生きていく道筋が見えなくなってしまったり
私達の日常はどこかへ行ってしまいました
おウチ時間が増えて家族との絆が深まった
家の大掃除ができた
冬にインフルエンザや風邪にかかる人が少なくなった
などいい事も聞かれるようになりました
しかし、1年以上経過した現在も元の生活は取り戻せない状況にあります
マスクを外して自由に人と会いたい
行きたい場所に行って思う存分楽しみたいですね
長い間身内とも会えない方も多いと思います。私もです
2021年のゴールデンウィークも厳しい状況は続きます
夜8時を過ぎると周囲のお店は営業を終了するので街は暗くて寂しくなりますが
コロナ終息に希望を持って生きていくしかありません
昨年の真夏に見たハイビスカスが風に揺れていて
手を振っているようでした