のどかなこの町で、秋になると「へぼ祭り」が開催される
「へぼ」とは何でしょう?
幼虫や成虫になったばかりの蜂の事をいいます
「蜂の子」とも呼びます
一部の地域では蜂の子を食べる習慣があって、貴重なたんぱく源として昔から重宝されてきました
物流が安定してどんな食材でも手に入るようになった現代は、珍味として愉しむ人がいます
私も蜂の子は子供の頃から当たり前のように食べていたので大好物です
叔母が作ってくれる甘露煮が大好きで、スプーンでガツガツ食べます
同じ地域に住む人が全員食べているワケではなく、「絶対無理」という人もたくさんいらっしゃいます
しかし、地元の大きな病院の売店には缶詰まで売っていて
かなりの高級品です
滋養があるんでしょうね。食べててあんまり感じないけど(笑)
ヘボ祭りでは、蜂の巣を持ち寄って重さで競い合うようです
販売もされるので
皆さん真剣にアレコレ言いながら値踏みしてますねぇ
コレを買ってどうするのか?
ハイ。この巣の中にいらっしゃる幼虫をピンセットで引っ張り出すんです
見た目は完全にウジ虫ですよ( ̄▽ ̄;)
巣の外に出された幼虫たちはまだ生きているのでウネウネ動きます
それを佃煮や甘露煮に調理するんですが、生で食べても
「ウニのような、チーズのような濃厚な味わい」だそうです
残念ながら私は生で食べた事がありません
生で食べる特権があるのは、巣から幼虫を取り出す人です
老眼鏡をかけてせっせと幼虫を取り出す
祖父や叔父の姿を見ていましたが、手伝う事はしなかったので
生食は経験がありません
網の中には成虫になった蜂がいらっしゃったりもします
TVで見た別の地域の「へぼ祭り」では蜂に刺される人続出。と救護所まで設置してありましたが、しおなみ地区では蜂に刺される人はいませんでした
ラブラドールもモモも連れてきました
「ムチムチに肥えてかわええのう」
ハイ。8割がたそう言ってもらえます
会場のあちこちからいい匂いがします( *´艸`)
そして人がたくさん集まります
ヘボめしGET
蜂の子を炊き込みご飯にしたものです
おいしそうな いい匂いで充満している会場
モモのテンションMAXです
興奮しすぎて飼い主の足を踏む
偶然を装ってるけど、コレ絶対わざとだと思うの(; ・`д・´)
このおじさん、モモに甘いから「偶然だよー(´∀`*)」って踏まれっぱなしだけど
私の足をモモが踏んだ時は100%踏み返します
野菜も売っています
焼き芋屋さん
「わーい(∩´∀`)∩焼き芋ください♪」
「・・・・・・」
あれ?おじさん、焼き芋。くださいな
おじさん?
耳が遠いそうです(;^ω^)
200円差し出したらこんなにくれました(;'∀')いいの?
会場では蜂の巣の計量がはじまっています
モモちゃんの席
会場にはステージが組まれ、マイクが設置されています
スピーチする気です
モモは吠えない犬なので、スピーチは諦めてもらいました
屋台で買った みたらし団子と五平餅をいただきます
おいしい~(≧◇≦)
味が濃くてモモは食べられない
焼き芋も頂きます
ネットリ柔らかくて甘い
コレはモモも食べられるね
これが「ヘボ飯」です
ご飯に虫が紛れてる感じなんですけど
食べた事ない人が見たらトラウマですね(;^_^A
炊き込みご飯より佃煮のほうが好きですが、おいしくいただきました
モモにヘボを差し出すと「それは食べ物ではありません」
とソッポを向かれました
食いしん坊さんでも食べないんですね(;´・ω・)
ちなみに、見えない状態で口元に持っていったら食べました(笑)
Mix犬のウメちゃんです
彼女はこのおじさんの事を「自分を殺しに来る殺し屋」だと思っていて
声が聞こえると耳がピコーンと立って走って逃げます
彼の車の音がするだけでも見えないところに逃げます
彼の匂いが付いた物にも敏感に反応します
おじさんが近づいてくるとパニくってちびります
「なぜこんなに嫌われているのか( ノД`)」落ち込むおじさんに色々聞き取りをした結果
ウメちゃんが仔犬の頃、間違ってイノシシ除けのホウサン団子を食べてしまい
瀕死の状態で病院に担ぎ込んだのが彼でした
彼はウメちゃんの飼い主ではなかった為、毒を盛ったのが彼であるという
間違った記憶がウメちゃんに刷り込まれたようなのです
しかし、苦節3年。なぜかこの日は彼に触られてもウメちゃん平気だったんです
おじさんおめでとう!!
感動していたら、赤ずきんちゃんが現れました
おや?大きな犬は平気かい?
「ふふふ。赤ずきん。この大きな口はお前を食べるために・・・ぶはっ」
ちょっと(; ・`д・´)口の中に手を入れないでくれる?
おむつをはいた赤ずきんは大型犬なんぞへっちゃらだそうです