横浜の自宅玄関に30号ほどの「凌霄花」の絵がある。
本来、「凌霄花」は夏の花であり、時期が過ぎたら他の絵に
代えたいのであるが、あまりにも大きく、また、重すぎる
ので、ずーっと代えられずにいる。
さて、香椎の杜にあるオイラのマンションから香椎宮へと
向かう。その道中に広大な敷地の「お屋敷」がある。
何度となく、お屋敷の前を通るが、一度もお屋敷の住人と
遭遇する機会はなく、また、生活感というものが一切伝わ
ってこない不思議な家なのである。
しかし、いつ?誰がするのか?広い庭の手入れは隅々まで
行き届いており、生垣越しに、四季折々の草花を楽しむこと
ができる。
そして、先週末、お屋敷の生垣にからみついた「凌霄花」が
南国的なオレンジ色の花びらを開花させた。
これからしばらく、肌をじりじりと焼き焦がすような灼熱の
太陽のもと、9月末ごろまで、鮮やかな花を楽しめる。
また、その成熟しきった花からは、情熱的な魅力が溢れており、
と、同時に、清楚さ・清涼感を感じることができる。
しかし、ひとつひとつの花の寿命はあまり長くはなく、盛りを
過ぎた花が潔く散っていく隣で、出番を待っていた若い蕾が次
から次とへと花を咲かせていく・・・
さて、凌霄花(のうぜんかずら)の・・
凌(しのぐ)は、押しわけて前に進む、とか、耐え忍ぶという
こと。また、霄(しょう)は、天空とか大空を意味する。
文字通り、他の植物にツタを絡ませ、「天空を凌(しの)ぐ勢い」
のある花なのである。
そして、花言葉は「女性」と「名誉」・・・
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