濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

ヨコハマ・山手Ⅱ

2010年12月10日 | ひとりごと・・
イタリア山庭園内にある外交官の家
ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などをつとめた明治政府の外交官内田定槌氏の
邸宅として、東京渋谷の南平台に明治43(1910)年に建てられました

設計者はアメリカ人で立教学校の教師として来日、その後建築家として活躍したJ.M.ガーディナー
建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が
特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています

室内は1階に食堂や大小の客間など重厚な部屋が、2階には寝室や書斎など生活感あふれる部屋が
並んでおり、これらの部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、アーツ・アンド・
クラフツ(19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動)のアメリカにおける影響も見られます

平成9(1997)年に横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、この地に移築・
復元し、一般公開しました

そして同年、国の重要文化財に指定されました。室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の
暮らしを体験できるようになっています。付属棟には、喫茶スペースが設けられており、休日の午後、
のんびりとお茶でもいかが?

ヨコハマ・山手

2010年12月10日 | ひとりごと・・
横浜・山手にあるイタリア山庭園
そのの一郭に移築されたブラフ18番館は、関東大震災後に
山手町45番地に建てられた外国人住宅です

戦後は天主公教横浜地区の所有となり、カトリック山手教会の
司祭館として1991年まで使用されていました

建物は木造2階建て、1、2階とも中廊下型の平面構成で、
フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と
鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の
特徴を残しています

外壁は震災の経験を生かし、防災を考慮したモルタル吹き付け仕上げ
また、解体時の調査により、震災前に建築された山手45番地住宅の
一部が震災による倒壊と火災を免れ、部材として利用されていることが
判明したそうです

平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、山手イタリア山庭園内に移築復元、
館内は震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、
元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています

もうすぐクリスマス、庭園では今しばらく紅葉を楽しめそうです
明日のヨコハマの天気は快晴!!小春日和になるとか・・・