八斎戒とは“仏教”用語であり、
①殺生しない
②与えられないものはとらない
③非行(淫)をしない
④嘘はつかない
⑤酒をのまない
⑥立派な寝床に寝ない
⑦香水や身を飾るものをつけない
⑧踊りや歌などを見に行ったり楽しんだりしない
さらに夜食を食べない・・・という“付録”もある
仏教では、毎月、8日、14日、15日、23日、29日、そして、30日の六日間を
「六斎日」という
古来より、この六斎日は鬼神が人を追って命を奪い、病や悪い事をする悪日とされ、
この日は身を慎み、沐浴・断食をして過ごす風習があり、六斎日には「八斎戒」を
実践しなければならない・・・
オイラ、幼少より、六斎日には必ず「八斎戒」を実践しているはずがない!
大人になるまで知らなかったし、知っていても「できるはずがない!」
しかし、日本には、ここまで厳格なものではなく、かなりゆるい「六斎日」的行事がある
博多の三大祭「筥崎宮の放生会(ほうじょうや)」も原点は「六斎日」なのかもしれない
一般的には放生会(ほうじょうえ)といい、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める
宗教儀式であり、日本では神仏習合によって神道にも取り入れられた
収穫祭・感謝祭の意味も含めて春または秋に全国の寺院や、宇佐神宮(大分県)を初めとする
全国の八幡宮(八幡神社)でも催されているが、筥崎宮のものは、多くの観光客を集める
「祭儀」として有名である
さて、今週末、横浜港の親分衆とともに成田山新勝寺に詣でてくる
今月、成田山新勝寺は「9月詣」のお参り月
「正月・5月・9月」の三つの月は、「三斎月」あるいは「三長月」、「善月」といわれ、
「正五九(しょうごく)」にお参りすると、普段よりも一層!ご利益があるらしい!!
親分衆によると、先々代のころから「9月詣」は恒例になっているという
仏教も厳しい戒律や業だけではなく、こういうタイムサービス!的な行事もあるわけで、
オイラみたいな無精者には本当にありがたいサービスであり、こうした行事に参加する
ことで季節感を味わうことができる
9月は季節の変わり目
今月の休日は「9月詣」、「牛島神社例祭」、そして「大相撲」
オイラなりに季節の移り変わりを楽しんでいる・・・