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立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
先にも書いたが、これは美人を形容する言葉として広く知られているが、
実は、生薬の用い方をたとえたもの!というのが正しい
まずは、「立てば芍薬」の“立てば”とは、女性のイライラを意味していると云われ、
これは芍薬により改善されるという。芍薬といっても花でも茎でもない!
芍薬の根に、痛みを取ったり、筋肉のこわばりを取ったりする成分が含まれているという
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次は、「座れば牡丹」の“座れば”とは、ペタンと座ってばかりいる女性を意味している
つまり、俗に「血の道」と呼ばれる月経不順などが代表的なものであり、冷えやのぼせ、
こりや痛み、高血圧や低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔疾などの疾患
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こうした女性特有の疾患の原因は「瘀血(おけつ)」にあるといわれている
この「瘀血(おけつ)」とは、流れが悪く滞りがちな血液のことであり、改善するには、
牡丹の根の皮の部分(牡丹皮・ぼたんぴ)が効果的と云われている
最後は、「歩く姿は百合の花」は、百合の花のようにナヨナヨと歩いている様子・・・・
つまり、精神的に病んでいる人、心身症のような状態を意味していると云われる
こうした症状に効果があるとされているのが「百合の球根」だそうだ
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それぞれの症状と解決策を同一「花」で表現するとはなんとも粋である
結局、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、
健康な女性は“芍薬・牡丹・百合の花”のように美しい!ということになるね
しかし、それぞれの症状がすべて当てはまった場合、速やかに漢方医に相談!!
その症状に見合った漢方を調合してもらうといい
ただし、けして自分で原料を調達、勝手に処方などしないこと!!死んじゃうよ!
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