熱帯果樹写真館ブログ

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良き道具にこそ匠あれ04 - パパイアシリシリーを作ろう -

2016年05月06日 | パパイア

 パパイアと云えば、マンゴーやキウイと並ぶ果物だと連想する方が多いでしょう。
 しかし、沖縄県ではパパイアは果物としてより野菜として消費されることが多い品目です。

 野菜で食べる場合は、果皮が緑色の状態(通称「青パパイア」)で収穫し、火を通して惣菜にします。
 代表的なメニューは「パパイアシリシリー(別名:パパイアイリチー)」です。

 今回は、知人より青パパイアと素晴らしいシリシリー器をいただいたので、我が家の晩餐づくりを公開したいと思います。

 準備するのは、まずは青パパイア(2果)。





 果皮をピーラーで剥き、種子をスプーンで取り除きます。





 それをシリシリー器を用いて千切り状になる様に擦り下ろします。
 つまり、果肉を「擦り擦りー(シリシリー)」するわけです。





 ここで、自慢したいのが使用したシリシリー器。
 長さ × 幅 × 厚さ=45cm × 8cm × 1cm の木の板に真ちゅう製の金具が取り付けられています。
 これは通常見かけるシリシリー器と比べると、かなり大きめです。





 金具は彫金で形が整えられ、楕円形の穴が6、5、6、5、6と合計28個開けられています。





 このシリシリー器を斜めに金ボールの底に立てかけて左手で支え、右手にパパイア果肉を持って擦り付けると、みるみるパパイアがシリシリーされます。
 しかも絶妙な太さ!
 道具が良いと料理も楽しい!!

 シリシリーが楽しくなってきたので、さらにニンジンを3本シリシリーしました。





 これらを油を加えたフライパンで炒めます。
 このとき、水分(水や酒)を加えることでパパイア果肉の軟らかさが調整できます。






 しんなりしたところで、フライパンに入りきらなかった残りを加えて、さらに炒めます。






 炒め終わった野菜は金ボールに取り、細かくした鶏肉(モモ肉、500g)を炒めます。
 今回は鶏肉を使いましたが、別にシーチキン缶でもその他肉類でも何でもOKです。





 鶏肉に火が通ったのを見計らって、さきほどの炒めた野菜を加えます。
 野菜も今回はパパイアとニンジンですが、好みの野菜を加えてもOKです。





 味付けも野菜炒めを作るのと同じ様に好みで調味料を加えます。
 今回は、塩コショウ、中華スープの素、だしの素、めんつゆ、オイスターソースを適量用いました。

 全体的に味が馴染んだところで調理完了です。





 
 パパイアシリシリーが好きでよく作られる方、このシリシリー器は上等です。
 私も頂きものなので販売店を知らないのですが、見かけたら購入をお奨めします。




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