2006年10月16日のブログ記事「穴開きパパイアの謎」で、パパイアは花型(花タイプ)で果形が変わるということを紹介しました。
しかし、これは品種・系統による変異があります。
例えば「もともと細長い系統」でしたら、雌花と云えども球形、卵形だけではなく、もっと細長い果形の果実が得られます。
今日は10月15日の海洋博覧会無料入館日に「熱帯ドリームセンター」の中庭で「細長い果実を着ける系統のパパイア」が栽培されていましたので、その写真を用いて実例を紹介したいと思います。
1 雌果実のいろいろな果形(細長い果実を着ける系統のパパイア)
まずは写真1の様な雌花を開花させていた雌株における果形の変異をご覧下さい(写真2~5)。
写真1:雌花
写真2:雌果実(卵形)
写真3:雌果実(長円筒形)
写真4:雌果実(うりざね形)
写真5:雌果実(洋ナシ形)
写真2の果実であれば典型的な雌果実といえますが、写真3~5の果実は果物専用品種「サンライズ・ソロ」等では両性果実だと思う様な果形です。
2 両性果実の果形(細長い果実を着ける系統のパパイア)
同じく写真6の様な両性花を開花させていた両性株に結実した果実をご覧ください。
写真6:両性花
写真7:両性果実(長円筒形)
写真7の両性果実は長円筒形としましたが、写真3の雌果実の長円筒形と比べてさらに細長いことがわかるかと思います。
この様に、同品種、同系統内で雌果実と両性果実の果形を比べたときは、雌果実はより丸みを帯びた果形といえますが、品種や系統がわからないと果実だけでは性型を判断しづらい場合も多いかと思います。
3 雄果実の果形いろいろ(おまけ)
パパイアの雄花は基本的には果実を着けないとされていますが、春先に開花した花(低温時に花芽分化を行った花)には稀に着果することがあります。
上記の「細長い果実を着ける系統のパパイア」とは別系統ですが、雄果実もバナナ形以外の果形を着果させることもあることを確認するために写真8をご覧ください。
写真8:パパイア雄果実(バナナ形、長円筒形等)
しかし、これは品種・系統による変異があります。
例えば「もともと細長い系統」でしたら、雌花と云えども球形、卵形だけではなく、もっと細長い果形の果実が得られます。
今日は10月15日の海洋博覧会無料入館日に「熱帯ドリームセンター」の中庭で「細長い果実を着ける系統のパパイア」が栽培されていましたので、その写真を用いて実例を紹介したいと思います。
1 雌果実のいろいろな果形(細長い果実を着ける系統のパパイア)
まずは写真1の様な雌花を開花させていた雌株における果形の変異をご覧下さい(写真2~5)。
写真1:雌花
写真2:雌果実(卵形)
写真3:雌果実(長円筒形)
写真4:雌果実(うりざね形)
写真5:雌果実(洋ナシ形)
写真2の果実であれば典型的な雌果実といえますが、写真3~5の果実は果物専用品種「サンライズ・ソロ」等では両性果実だと思う様な果形です。
2 両性果実の果形(細長い果実を着ける系統のパパイア)
同じく写真6の様な両性花を開花させていた両性株に結実した果実をご覧ください。
写真6:両性花
写真7:両性果実(長円筒形)
写真7の両性果実は長円筒形としましたが、写真3の雌果実の長円筒形と比べてさらに細長いことがわかるかと思います。
この様に、同品種、同系統内で雌果実と両性果実の果形を比べたときは、雌果実はより丸みを帯びた果形といえますが、品種や系統がわからないと果実だけでは性型を判断しづらい場合も多いかと思います。
3 雄果実の果形いろいろ(おまけ)
パパイアの雄花は基本的には果実を着けないとされていますが、春先に開花した花(低温時に花芽分化を行った花)には稀に着果することがあります。
上記の「細長い果実を着ける系統のパパイア」とは別系統ですが、雄果実もバナナ形以外の果形を着果させることもあることを確認するために写真8をご覧ください。
写真8:パパイア雄果実(バナナ形、長円筒形等)
最初は形の良い(写真4~5のような)パパイヤが収穫出来ましたが、4年目ぐらいから均一な形状の果実が収穫出来なくなり、樹高も5mを超えてしまいやむなく切り倒してしまいました。
まっ、いびつな形でも味は同じでしたけどね(笑)