2009年8月下旬某日に知人から「マンゴーを取り木したんだけど、根が出ていない」と報告を受け、「一緒に取り木の状況を確認して、問題点等を考えて欲しい」と依頼されました。
マンゴーを増やすときは、通常は接木繁殖を行うのですが、取り木繁殖とは珍しいです。
早速、現場へ駆けつけ、取り木の状況を確認しました。
取り木を行っていたのは、樹齢10年以上のマンゴー(品種:アーウィン)で、施設内で栽培されていました。
話によると、取り木は6月上旬に行ったとのこと(写真1)。
私が呼ばれる前に「2つの取り木を開けたが発根していなかった」から不安になったそうです。

写真1:取り木の状況
私が見た限り、取り木が行われている枝の太さ及び角度、位置は様々でした。
しかも、ミズゴケの乾燥防止のビニールは黒マルチを用いている・・・。
「とりあえず、太さが500円玉程度で、立ち枝、日陰の取り木を開けてみましょう」
私の提案に従って1つ開けてみると・・・、

写真2:取り木成功(発根していた)
しっかり発根していました(写真2)。
恐らく、
1.地面と平行な枝や下垂した枝では発根しにくい。
2.細すぎる(若すぎる)枝では発根しにくい。
3.黒マルチを用いているので、日当たりが良い枝では暑くなり過ぎる。
等といった原因で発根しづらかったのではないでしょうか?
とにかく、マンゴーの取り木繁殖という珍しいものが見られたので、私は大満足でした。
マンゴーを増やすときは、通常は接木繁殖を行うのですが、取り木繁殖とは珍しいです。
早速、現場へ駆けつけ、取り木の状況を確認しました。
取り木を行っていたのは、樹齢10年以上のマンゴー(品種:アーウィン)で、施設内で栽培されていました。
話によると、取り木は6月上旬に行ったとのこと(写真1)。
私が呼ばれる前に「2つの取り木を開けたが発根していなかった」から不安になったそうです。

写真1:取り木の状況
私が見た限り、取り木が行われている枝の太さ及び角度、位置は様々でした。
しかも、ミズゴケの乾燥防止のビニールは黒マルチを用いている・・・。
「とりあえず、太さが500円玉程度で、立ち枝、日陰の取り木を開けてみましょう」
私の提案に従って1つ開けてみると・・・、

写真2:取り木成功(発根していた)
しっかり発根していました(写真2)。
恐らく、
1.地面と平行な枝や下垂した枝では発根しにくい。
2.細すぎる(若すぎる)枝では発根しにくい。
3.黒マルチを用いているので、日当たりが良い枝では暑くなり過ぎる。
等といった原因で発根しづらかったのではないでしょうか?
とにかく、マンゴーの取り木繁殖という珍しいものが見られたので、私は大満足でした。
成功おめでとうございます。
我が家では8月下旬に接木位置が高い台湾産マンゴー苗があるのですが、それらの接木の位置を低くするために何本か取り木を行いました。
病害虫に強い土マンゴーが台木になっていますが、ねこがためさんの記事を読んで作業の時期が少し遅いかったかな、と思いました。
今回の様な初夏からの取り木は、施設内で行わないと台風で傷んでしまうかもしれません。
あと、秋からの取り木は、苗を切り離す時期が寒いと、発根が遅かったり、切り離した後の苗の育ちが悪いかもしれませんね。
以前、9月からグアバの取り木をやったことがありましたが、そのときは5月以降に苗を切り離しました。とても良い苗が沢山とれました。