Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

失われた時を求めて

2008年06月19日 | BOOKS
失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社

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ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジェイムズ ジョイス
集英社

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フランス語の時間に、プルーストも読んだのですが、今となっては、さっぱり覚えていません。
しかし、紅茶に浸したマドレーヌの味から、幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごしたコンブレーの町全体が蘇ってくる、というシーンはとても有名ですね。

一方、ユリシーズは、アイルランドの作家、ジェームズ・ジョイスが書いた、ホメロスの「オデュッセイア」のパロディです。アイルランドのダブリンの街を実に克明に描いているため、ダブリンの街は、「ユリシーズ」があれば再現できる、といわれるほど。

どちらも、20世紀を代表する作品のひとつです。まだ読んでいない方は、ぜひどうぞ。
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世界で一番有名な死刑囚

2008年06月19日 | CINEMA
サルバドールの朝

アミューズソフトエンタテインメント

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1970年代のはじめ、フランコ政権末期のスペインでのお話。正義と自由を信じ、世界は変えられると理想に燃えていた青年サルバドールは、仲間たちと反体制運動に加わっていたんですね。そして、その資金調達のため銀行強盗を繰りかえし、警察の捜査の手が伸びて、激しい銃撃戦のあと、サルバドールが逮捕されるんです。彼は負傷しながらもある警官を撃ってしまい、その警官が命を落としてしまうんです。それで、不当な裁判の果てに、サルバドールは死刑を宣告されてしまう、というお話です。それから、処刑の日までの苦悩が表現されます。

このお話はある意味で、現在の様々な若者の事件を考える材料にもなりそうです。


コメント (2)
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