ナッシュビルシンフォニーの演奏会の後、例によって、橋の上のView Pointに行った。
ナッシュビルの夜景。11時1分撮影。
上の写真は、オートホワイトバランス(AWB)で撮影し、その後、ホワイトバランス(WB)を全く変えずにRAW現像した写真。ここで、かねてからの懸案事項であった、WBの“正しい”補正を行ってみた。やり方は、まず上記写真を撮影した直後に、同じ風景をグレーカードと一緒に撮影する。次に、このグレーカードの画素をリファレンスとして、WBの補正を行う(今回はCapture NX2を用いたが、Photoshopでも可能)。最後に、得られた補正値を、実際の写真に適用して現像する。得られたのが下の画像。
ナッシュビルの夜景。11時1分撮影。
AWBのまま現像した写真は、全体的に緑がかっていて、温かい印象を与える。これに対して、“正しい”補正を行った絵の方は、全体的に薄紫色で、冷たい印象を与える。どちらの写真をよしとするかは個人の好みだが、AWBの温かい印象のほうが一般受けするのではないだろうか?それは、こちらの方が、より“期待色”に近いからだとも言える。ここで、AWBの絵を“手を加えていない写真”と考えることが誤りであることを指摘しておく。AWB設定では、メーカーが作成した演算式によって、センサーイメージをJPEGに変換している。つまり、撮影者は何も手を加えていないつもりでも、メーカーの言うなりに、センサーイメージに手を加えているのである。真に、“手を加えていない“写真を得るためには、適切なリファレンスを用いて、写真に”手を加え“なければならない。
AWBでどのような色が出てくるかは、メーカーによって異なり、今回得られたような、温かい印象の仕上がりは、Nikonの発色の特徴の一つと言える。一般的にコンパクトカメラには、RAW撮影機能が備わっておらず、WBを調節することが難しい。したがって、AWB撮影で出てくる絵の色合いが自分の好みに合っているかどうかを見ることは、コンパクトデジカメ選びにおいて重要な判断要素である。画素数の比較などより、こちらの方がよほど重要だ。
ナッシュビルの夜景。11時1分撮影。
上の写真は、オートホワイトバランス(AWB)で撮影し、その後、ホワイトバランス(WB)を全く変えずにRAW現像した写真。ここで、かねてからの懸案事項であった、WBの“正しい”補正を行ってみた。やり方は、まず上記写真を撮影した直後に、同じ風景をグレーカードと一緒に撮影する。次に、このグレーカードの画素をリファレンスとして、WBの補正を行う(今回はCapture NX2を用いたが、Photoshopでも可能)。最後に、得られた補正値を、実際の写真に適用して現像する。得られたのが下の画像。
ナッシュビルの夜景。11時1分撮影。
AWBのまま現像した写真は、全体的に緑がかっていて、温かい印象を与える。これに対して、“正しい”補正を行った絵の方は、全体的に薄紫色で、冷たい印象を与える。どちらの写真をよしとするかは個人の好みだが、AWBの温かい印象のほうが一般受けするのではないだろうか?それは、こちらの方が、より“期待色”に近いからだとも言える。ここで、AWBの絵を“手を加えていない写真”と考えることが誤りであることを指摘しておく。AWB設定では、メーカーが作成した演算式によって、センサーイメージをJPEGに変換している。つまり、撮影者は何も手を加えていないつもりでも、メーカーの言うなりに、センサーイメージに手を加えているのである。真に、“手を加えていない“写真を得るためには、適切なリファレンスを用いて、写真に”手を加え“なければならない。
AWBでどのような色が出てくるかは、メーカーによって異なり、今回得られたような、温かい印象の仕上がりは、Nikonの発色の特徴の一つと言える。一般的にコンパクトカメラには、RAW撮影機能が備わっておらず、WBを調節することが難しい。したがって、AWB撮影で出てくる絵の色合いが自分の好みに合っているかどうかを見ることは、コンパクトデジカメ選びにおいて重要な判断要素である。画素数の比較などより、こちらの方がよほど重要だ。