防ダニ王を使っているにもかかわらず、コクワのケース内をうろうろするダニがかなり増えてきた。2か月の間に、ハスクチップや枯れ葉を食べて繁殖したのだろう。カブクワの飼育ケースに湧くダニは、人間には無害だが、(特に妻の)精神衛生上よくない。そこで、本格的な冬になる前に、クワたちを新しい飼育ケースに引っ越させることにした。
これまで使っていたコバエシャッター(大)だと、ケースが大きすぎるので、新たにコバエシャッター(小)を購入した。この中に防ダニ王を入れ、加水した。次に、これまでに使っていたケース内からエサ木を取り出し、熱湯につけて消毒した後、新しいケース内に配置した。コクワたちは、エサ木の下で足を縮めてじっとしていたので、冬眠状態に入っていたのかもしれない。エサ木を取り出すと、ゴソゴソと動き出した。
新しいケースに引っ越したコクワたち。
エサ木に昆虫ゼリーを載せ、ケース内に枯れ葉を敷き詰めて完成。今回はハスクチップは入れなかった。コクワたちは、ケースの中をうろつきまわって新居の様子を探っていた。
コクワの次は、カブの幼虫の世話に移る。幼虫のケースの蓋を開けるとかなり見栄えの悪い状態になっていた。
左のケースは糞だらけで、右のケースの土には白いカビのようなものが生えている。マットを購入した虫屋さんに聞くと、このカビのようなものはキノコの一種で、カビではないとのこと。まれに、“傘”が生えてくることがあるらしい。人にも虫にも無害で、放っておいても問題ないらしいが、やはり精神衛生上よくないので、マットを全交換することにした。幼虫の育ちが良く、緑の小ケースだと手狭のような気がしたので、緑の小ケース2個に入れていた幼虫3匹を、コバエシャッター(小)にまとめて入れることにした。
新しい土の上の幼虫たち。
幼虫を取り出すときに、片方のケースの中で、小さな跳ねる虫が大発生していたことに気づいた。これはおそらくトビムシと呼ばれている生き物で、やはり無害だが、精神衛生上よくない奴らだ。土交換でいなくなってくれればいいのだが。
青の中ケースの中の様子。
青のケース内もキノコだらけなので、一旦幼虫を保護した後、ケースを洗い、新しいマットに交換した。
新しい土の上の幼虫たち。
昆活後の玄関の様子。
冬の間は、カビもダニもトビムシも、大人しくしてくれることを願う。