4時20分起床。5時にホテルを出発。10分ほどで空港に到着し、レンタカーを返却した(Thriftyのエリアに適当に駐車して、鍵をDrop boxに投入しただけ)。13日間の走行距離は、1938 milesだった。
7時13分の便で親がSan Franciscoに向けて出発。テツは9時45分にSalt Lake City出発。10時5分、Las Vegas到着。次の飛行機が遅れ、11時30分発のところが、12時25分発となった。17時45分、 Nashvilleに到着。S野さんに迎えに来てもらって、帰宅した。その後、S野さん邸で夕食までご馳走していただいた。S野さん、Yしえさん、ありがとうございました。
追記:5月にYellowstone旅行に行ったOぎ野さんに、旅先で集めたパンフレットを送って頂いた。また、7月に行ったT木さんにも話を聞かせてもらった。大変参考になった。ありがとうございました。
さて、今回の旅行の感想。
Tetonsでは、写真も、ハイキングも、Mooseとの出会いも、全てが完璧だった。TetonsからYellowstoneに移動するとき、このままYellowstoneに行かずに帰るとしても充分満足だと思った。両親も同感だと言っていた。
Yellowstoneへは、オオカミを見るために行った。そして、オオカミを見ることができた。他にも、Yellowstoneで見ることができる動物は、概ね写真に収めることができた。これ以上ない、大成功の旅行だったと言える。
あえてやり残したことを言うなら、雄のMooseと、Bighorn sheepを見たかった。Bighorn sheepは、去年も見れなかったので、少々悔しい。
今回は、張り切りすぎて、体調のピークが旅行に行く前に来てしまい、旅行中は、コンディションがあまりよくなかった。このため、特にYellowstoneで、あまりハイキングをこなせなかった。次回は、Lamar ValleyやHayden Valleyのトレイルを歩いてみたい。
今回の旅行中は、1回も雨に降られなかった。特にYellowstone旅行中は空気が非常に乾燥していて、のどがおかしくなり、最後はとうとう体調を壊してしまった。ナッシュビルに帰った後、本格的に風邪を引き、1ヶ月以上、体調が悪い状態が続いた。次に行くときは、乾燥対策が必要だ。
今回の旅行では、見たいものは見れたし、やるだけのことはやった。完全に燃え尽きた。今後当分、旅行には行かなくてもよい(むしろ行きたくない)。
後に続く人のために
旅行時期について
今回は、角の伸びきったElk・Mooseを見たかったため、9月中旬を選んだ。この時期は、雪が積もるほど寒くなく、かつ観光客が比較的少ないというメリットもある。高山植物の花や残雪を狙うなら7月、紅葉を狙うなら9月下旬から10月初旬がよい。7月はアメリカ人のholiday seasonであり、相当な混雑が予想される。8月は日本人が多そうだ。9月下旬をすぎると、Villageや道路の多くが閉鎖され、行動範囲が狭くなる。
宿泊場所について
Tetons:
今回宿泊したColter Bayは、比較的安く、しかもVillageの設備が整っているため、推薦する。Jackson Lake Lodgeや、Jenny Lake Lodgeは、値段が高いが、ロケーションは魅力的である。Jackson Holeには宿泊施設・レストランが多数あり、値段も安そうだが、ViewpointやTrailheadから少し遠い。
Yellowstone:
Lake Lodge Cabinは高かったが、快適だった。Canyon Villageも(宿泊はしていないが、見た感じ)よさそうだった。この2箇所はWildlife Watchをメインに考える場合、ロケーションがよい。Mammothは、安い以外にメリットがない。Cabinにbathroomが付いていないことと、レストランで1時間近く待たされることが特に不便だった。Old Faithfulは、温泉めぐりをメインに考えるのであれば、ロケーションがよい。動物が比較的少ないエリアなので、Wildlife Watchには不向き。今回は9月中旬の宿泊予約を4月24日に行った。この時点で、Old Faithful Innの予約は8割がた埋まっていた。Roosevelt Lodgeも取れなかった。実際に旅行したとき、周囲のcabinやキャンプサイトはほとんど満室のように見えた。したがって、予約なしの飛び込みで部屋が取れる可能性はきわめて低いだろう。公園外に泊まるのであれば、West Yellowstoneになるが、どこに行くにしても遠く、あまりよい選択とは言えない。
過ごし方
Tetons:
日の出から2時間程度は写真撮影、日中はハイキング、日没前後30分はワイルドライフウォッチがスタンダード。
Yellowstone:
動物メインなら、日の出・日没の前後1時間をWildlife Watchに割き、残りの時間は、ハイク等に費やす。滝や温泉などをメインにするなら、それぞれのロケーションに応じて、適切な時間に訪れる。例えば、Lower Fallsは、夏場のみ谷の底まで日が差し込み、10時半ごろに行くと虹が見える。Geyserメインの場合は、噴出時間を調べる必要がある。噴出予想時間には幅があるので、忍耐が必要。
ハイキングについて
Tetons:
Hwy191からの眺めが既に絶景ではあるが、山の奥に入れば入るほど絶景度が上がる。山に登るトレイルは、傾斜が急で、きつい。いきなり高度を上げると高山病の症状が出ることがあるので注意する。山に登らず、湖畔のトレイルを歩くのも楽しい。
Yellowstone:
温泉を巡る木道トレイルはちょろいが、その他のトレイルは、距離が長いものが多い。野生動物との遭遇が予想されるトレイルについては、ビジターセンターで最新情報を入手しておく必要がある。山火事も起こりうる。
動物について:
Tetons:
Mooseに関しては、Yellowstoneより遭遇確率が高いと言われている。オオカミ・熊も生息しているが、遭遇率は低い。
Yellowstone:
オオカミを見るなら、Lamar ValleyかHayden Valleyに行く。GrizzlyはYellowstone Lakeの近くに多い。
参考書籍について
地球の歩き方 アメリカの国立公園(ダイヤモンド社)
TetonsとYellowstoneでは、何の役にも立たない。邪魔になるだけなので、持って行かないほうがよい。
U.S.A.ナショナルパークハイキング案内(山と渓谷社)
日本語で書かれたガイドブックの中では、最も役に立つ。写真がきれいで、紹介されているトレイルを歩いてみたくなる。
Yellowstone Treasures (by Janet Chapple)
Yellowstoneおよびその周辺に関する詳細なガイドブック。この本を上回るガイドブックはあり得ない。Yellowstone旅行中、常に手元に置いて、何度もチェックした。
Photographer’s Guide to Yellowstone and the Tetons (by Joseph K. Lange)
Yellowstoneより、Tetonsで役に立つ一冊。Tetonsの写真撮影ポイント(=絶景ポイント)が、丁寧に記述されている。Tetonsにいる間は、常に座右に置いていた。
Top Trails Yellowstone & Grand Teton Must-do Hikes for Everyone (by Andrew Dean Nystrom)
2009年に出版された新しいハイキングガイドブック。紹介されているトレイルの良し悪しは判定できないが、地図に動物出現ポイントや、絶景ポイントが記載されていて、見やすく、使いやすい。各トレイルの特徴が、一覧表で比較できる点もよい。
Hiking Grand Teton National Park (by Bill Schneider)
Falcon Guideの中の一冊。Backpack Trailも紹介されているので、上級者向け。ほとんど使わなかった。
Watching Yellowstone & Grand Teton Wildlife (by Todd Wilkinson)
YellowstoneおよびTetonsに生息する動物、および出現エリアについて書かれている。出現エリアに関する記述は、必ずしも的を得たものではないが、何らかのヒントは得ることができる。ただし、買うほどのものかどうか、少々疑問。
National Geographic Park Profiles Yellowstone Country
1997年刊の古い本。写真もそれほどimpressiveなものはない。
National Geographic March 2010
Wolf Warsという題で、オオカミ特集が組まれている。Yellowstoneにオオカミが再導入された経緯と現状、問題点などが記述されている。写真もすごい。
7時13分の便で親がSan Franciscoに向けて出発。テツは9時45分にSalt Lake City出発。10時5分、Las Vegas到着。次の飛行機が遅れ、11時30分発のところが、12時25分発となった。17時45分、 Nashvilleに到着。S野さんに迎えに来てもらって、帰宅した。その後、S野さん邸で夕食までご馳走していただいた。S野さん、Yしえさん、ありがとうございました。
追記:5月にYellowstone旅行に行ったOぎ野さんに、旅先で集めたパンフレットを送って頂いた。また、7月に行ったT木さんにも話を聞かせてもらった。大変参考になった。ありがとうございました。
さて、今回の旅行の感想。
Tetonsでは、写真も、ハイキングも、Mooseとの出会いも、全てが完璧だった。TetonsからYellowstoneに移動するとき、このままYellowstoneに行かずに帰るとしても充分満足だと思った。両親も同感だと言っていた。
Yellowstoneへは、オオカミを見るために行った。そして、オオカミを見ることができた。他にも、Yellowstoneで見ることができる動物は、概ね写真に収めることができた。これ以上ない、大成功の旅行だったと言える。
あえてやり残したことを言うなら、雄のMooseと、Bighorn sheepを見たかった。Bighorn sheepは、去年も見れなかったので、少々悔しい。
今回は、張り切りすぎて、体調のピークが旅行に行く前に来てしまい、旅行中は、コンディションがあまりよくなかった。このため、特にYellowstoneで、あまりハイキングをこなせなかった。次回は、Lamar ValleyやHayden Valleyのトレイルを歩いてみたい。
今回の旅行中は、1回も雨に降られなかった。特にYellowstone旅行中は空気が非常に乾燥していて、のどがおかしくなり、最後はとうとう体調を壊してしまった。ナッシュビルに帰った後、本格的に風邪を引き、1ヶ月以上、体調が悪い状態が続いた。次に行くときは、乾燥対策が必要だ。
今回の旅行では、見たいものは見れたし、やるだけのことはやった。完全に燃え尽きた。今後当分、旅行には行かなくてもよい(むしろ行きたくない)。
後に続く人のために
旅行時期について
今回は、角の伸びきったElk・Mooseを見たかったため、9月中旬を選んだ。この時期は、雪が積もるほど寒くなく、かつ観光客が比較的少ないというメリットもある。高山植物の花や残雪を狙うなら7月、紅葉を狙うなら9月下旬から10月初旬がよい。7月はアメリカ人のholiday seasonであり、相当な混雑が予想される。8月は日本人が多そうだ。9月下旬をすぎると、Villageや道路の多くが閉鎖され、行動範囲が狭くなる。
宿泊場所について
Tetons:
今回宿泊したColter Bayは、比較的安く、しかもVillageの設備が整っているため、推薦する。Jackson Lake Lodgeや、Jenny Lake Lodgeは、値段が高いが、ロケーションは魅力的である。Jackson Holeには宿泊施設・レストランが多数あり、値段も安そうだが、ViewpointやTrailheadから少し遠い。
Yellowstone:
Lake Lodge Cabinは高かったが、快適だった。Canyon Villageも(宿泊はしていないが、見た感じ)よさそうだった。この2箇所はWildlife Watchをメインに考える場合、ロケーションがよい。Mammothは、安い以外にメリットがない。Cabinにbathroomが付いていないことと、レストランで1時間近く待たされることが特に不便だった。Old Faithfulは、温泉めぐりをメインに考えるのであれば、ロケーションがよい。動物が比較的少ないエリアなので、Wildlife Watchには不向き。今回は9月中旬の宿泊予約を4月24日に行った。この時点で、Old Faithful Innの予約は8割がた埋まっていた。Roosevelt Lodgeも取れなかった。実際に旅行したとき、周囲のcabinやキャンプサイトはほとんど満室のように見えた。したがって、予約なしの飛び込みで部屋が取れる可能性はきわめて低いだろう。公園外に泊まるのであれば、West Yellowstoneになるが、どこに行くにしても遠く、あまりよい選択とは言えない。
過ごし方
Tetons:
日の出から2時間程度は写真撮影、日中はハイキング、日没前後30分はワイルドライフウォッチがスタンダード。
Yellowstone:
動物メインなら、日の出・日没の前後1時間をWildlife Watchに割き、残りの時間は、ハイク等に費やす。滝や温泉などをメインにするなら、それぞれのロケーションに応じて、適切な時間に訪れる。例えば、Lower Fallsは、夏場のみ谷の底まで日が差し込み、10時半ごろに行くと虹が見える。Geyserメインの場合は、噴出時間を調べる必要がある。噴出予想時間には幅があるので、忍耐が必要。
ハイキングについて
Tetons:
Hwy191からの眺めが既に絶景ではあるが、山の奥に入れば入るほど絶景度が上がる。山に登るトレイルは、傾斜が急で、きつい。いきなり高度を上げると高山病の症状が出ることがあるので注意する。山に登らず、湖畔のトレイルを歩くのも楽しい。
Yellowstone:
温泉を巡る木道トレイルはちょろいが、その他のトレイルは、距離が長いものが多い。野生動物との遭遇が予想されるトレイルについては、ビジターセンターで最新情報を入手しておく必要がある。山火事も起こりうる。
動物について:
Tetons:
Mooseに関しては、Yellowstoneより遭遇確率が高いと言われている。オオカミ・熊も生息しているが、遭遇率は低い。
Yellowstone:
オオカミを見るなら、Lamar ValleyかHayden Valleyに行く。GrizzlyはYellowstone Lakeの近くに多い。
参考書籍について
地球の歩き方 アメリカの国立公園(ダイヤモンド社)
TetonsとYellowstoneでは、何の役にも立たない。邪魔になるだけなので、持って行かないほうがよい。
U.S.A.ナショナルパークハイキング案内(山と渓谷社)
日本語で書かれたガイドブックの中では、最も役に立つ。写真がきれいで、紹介されているトレイルを歩いてみたくなる。
Yellowstone Treasures (by Janet Chapple)
Yellowstoneおよびその周辺に関する詳細なガイドブック。この本を上回るガイドブックはあり得ない。Yellowstone旅行中、常に手元に置いて、何度もチェックした。
Photographer’s Guide to Yellowstone and the Tetons (by Joseph K. Lange)
Yellowstoneより、Tetonsで役に立つ一冊。Tetonsの写真撮影ポイント(=絶景ポイント)が、丁寧に記述されている。Tetonsにいる間は、常に座右に置いていた。
Top Trails Yellowstone & Grand Teton Must-do Hikes for Everyone (by Andrew Dean Nystrom)
2009年に出版された新しいハイキングガイドブック。紹介されているトレイルの良し悪しは判定できないが、地図に動物出現ポイントや、絶景ポイントが記載されていて、見やすく、使いやすい。各トレイルの特徴が、一覧表で比較できる点もよい。
Hiking Grand Teton National Park (by Bill Schneider)
Falcon Guideの中の一冊。Backpack Trailも紹介されているので、上級者向け。ほとんど使わなかった。
Watching Yellowstone & Grand Teton Wildlife (by Todd Wilkinson)
YellowstoneおよびTetonsに生息する動物、および出現エリアについて書かれている。出現エリアに関する記述は、必ずしも的を得たものではないが、何らかのヒントは得ることができる。ただし、買うほどのものかどうか、少々疑問。
National Geographic Park Profiles Yellowstone Country
1997年刊の古い本。写真もそれほどimpressiveなものはない。
National Geographic March 2010
Wolf Warsという題で、オオカミ特集が組まれている。Yellowstoneにオオカミが再導入された経緯と現状、問題点などが記述されている。写真もすごい。