新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

朝ドラ雑感 「おかえりモネ」  テンポ最悪だった上、登場人物の誰一人にも感情移入できない人物描写、少数のニッチ層を狙うなら深夜ドラマでやるか、NHKドラマは全てスクランブル化すべき!

2021年11月04日 15時26分12秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲朝ドラ雑感 「おかえりモネ」


朝ドラ「おかえりモネ」が終了し、モネから萌音へバトンが渡ったので、遅ればせの朝ドラ「おかえりモネ」雑感です。

当ブログで今まで何度も指摘したように、ドラマのテンポが最悪であったと私は感じました。

何も起きない日常を長々描写した、やたらゆったりした(退屈極まる)展開と、端折っりに端折って、やたら展開の早い時との落差が激しく、最後の最後までこのドラマのペースに馴染むことができませんでした。

また、モネ自身とモネの周囲皆がそれぞれに抱える悩み・心の闇(病み?)にまるで共感できず、故に登場人物だれ一人にも感情移入することなくドラマは終了しました。

こんなつまらん朝ドラは(最終回まで視聴したものの中では)「べっぴんさん」以来だなあと思っております。
清原伽耶をはじめ、脇を固める錚々たる俳優・女優の壮絶な無駄遣いに終わりました。

そんな、私が赤点をつけたドラマにも熱心なファンがいて、ドラマ終了後のYahooコメント欄に載った、当ドラマを称賛するコメントを見た時は絶句する思いでした。
NHKが五毛を雇って書かせているのだと思ったくらいでした。

また、ドラマ終了後の各種記事を見ると、ドラマ評論を肩書きにしている向きにも評価する方々が少なからずいて、さらに、最近JKと一杯やりながら駄話をした際にも、JKご夫妻が揃って当ドラマを高く評価していると聞きました。
私には到底信じ難いのですが、刺さる人には刺さるドラマだったのかもしれません。

とはいえ、当ドラマの最高視聴率は初回のものであり、その後、右肩下がりに下げ続け、ついに一度も初回を上まわることが無かったということは、多数の「朝ドラ」上得意様からソッポを向かれた証拠、ということで間違いありません。

今後、NHKが多数の「朝ドラ」上得意様向けでなく、ニッチ層を狙う実験的なドラマをやりたいなら、「朝ドラ」枠でなく、深夜ドラマでやるか、ご自身の作家性を本気で試すつもりならスクランブル化してからすべきと思います。

さて、今週から始まった「朝ドラ」大阪班の「カムカムエブリバディ」ですが、四話まで視聴しましたが、「おかえりモネ」とは大違いのスピーディーな展開で続きが楽しみでなりません。

「カムカムエブリバディ」第一週の雑感は、明日の五話を見た後にアップすることにします。

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