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先日まち歩きメンバーの忘年会が岩室のホテル富士屋で行われ、ここの大女将(相談役)と近くの和菓子店の会長から岩室温泉の伝説の芸妓・小龍姐さんの話を聞かせて頂いた。
写真が無いのでこの様な屏風絵からうかがい知るしかないのだが、かえって魅力的に感じられるのです!
和菓子店(当時は置屋)の会長(80才近いでしょうか)曰く、お座敷からのお土産としていつも果物籠が届き、そのバナナが楽しみだったとか・・兎に角他の芸妓とはスケールが違っていた様です。
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まち歩きで人気の能面師のアトリエ(無匠庵)はかって小龍姐さんが住んで居た建物なのです・・黒塀に松とまるで歌の世界に入った様です。
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昭和7~8年頃に素朴な盆踊り唄として歌われていた甚句に、岩室の名芸妓・小龍と初枝の両人が三味線の手をつけ、太鼓も入れ、今日のような座敷唄に仕立てたといいます。
ホテルの相談役は小龍姐さんから”顔の造作は変えられなくても、顔つきは変えられる!”と教わったそうです・・客商売の心得でしょうか?