12月7日の総務委員会の質疑で区が生きがい奨励金の見直しを検討していることが明らかになりました。「事務事業見直しの庁内評価、区民評価結果について」の報告の中では、その他にも20の事務事業について見直しについて言及しています。
生きがい奨励金はかつて廃止した「敬老祝い金」が名前を変えて復活したもの。
敬老金を足立だけが廃止し、他自治体では敬老の日に支給され「足立のお年寄りだけがもらえず市長がポケットマネーで支給(伊豆山の特養ホーム)」などに批判が集中しました。その後21年前に「生きがい奨励金」として名前を変えて復活。以前は70才以上の高齢者に最高7000円を現金で支給。現在は商品券で4000円分支給しています。
区は今議会で学校開放事業の有料化、生業資金・鹿沼野外レクリエーションセンターの廃止など次々と区民サービスきりすて、介護保険料の大幅値上げも打ち出しています。さらに追い打ちをかけるように大改悪のもくろみです。
区民の暮らしは大変、区は史上最大のため込み金1082億円。政治の姿勢が間違っているのではないでしょうか。
区が見直し対象としている事務事業
●生きがい奨励金支給事務
●身の回り応援隊事業(高齢者の介護保険外の支援策)
●高齢者緊急ショートスティ事業
●高齢者寝具乾燥消毒事業
●徘徊高齢者位置検索システム費用助成事業
●地域精神保健活動事業(自殺対策)
●保育所入所事務(保育料滞納対策)
●小学校施設の設備管理事業
●中学校施設の設備管理事業
●特色ある教育支援事業
●環境保全普及啓発事業
●区政モニター事業
●区政資料室運営事業(図書館システムの運用・貸出)
●住民基本台帳事務
●指定管理者管理運営事務
●郷土資料館管理運営事業・展示等運営事業
●地場産業普及促進事業
●サインの整備事業
●道路の不正使用等に対する指導事業
今後、何をどのように見直していくのか、「見直し」と称した区民サービス削減にならないか、厳しくチェックしていく必要があると思います。
今回の議会も傍聴に何回か行きましたが、こんなに区民の切実な声があるのにそのことを代弁して区に迫っているのは共産党だけです。
でも傍聴者がたくさんいれば、他党の議員も気をぬいて何も発言しなかったり、ひどいことは言えなくなります。
今後も区民のサービスを次々削ることをやろうとしている区政、まさに区民に牙を向けてきた区の動きをしっかりみていきたいと思います。