今日は昨日とはうって変わって暖かい(*´▽`)ノノ一日でした。
本日から区議会では予算特別委員会が始まりました。
介護保険料の値上げの条例案が出されています。
1月・厚生委員会に区が報告し、現在の基準額より月千円以上の値上げとなり、大変な負担増となります。
2月の「審議会」をへて、3月の区議会で決定か?の状況です。
共産党「値上げすべきでない」と主張 対案も提出
1月18日開かれた足立区議会厚生委員会で、足立区は、国が介護報酬の1・2%引き上げや調整交付金係数の変更、都が財政安定化基金を3億円余交付すると通知してきたことなどをうけ、2012年4月からの介護保険料について基準月額を現在の4380円から5490円~5670円とする4案を示し報告しました。
「仮の試算額」ではあるが
区は、介護報酬1・2%引き上げはあくまで全国平均のものでり、保険料算定にあたっては地域(自治体)ごとに異なってくるのでこの4案もあくまで仮の試算額で今後変化する可能性のある数字だと強調しました。
そして今後2月の「審議会」に「確定値」を示したうえで、3月の議会で議決して決定される見通しです。
しかし、たとえ「仮の試算額」であってもそれほど隔たった数値ではありえませんので、区民のみなさんにお知らせし、ご意見を募るものです。
現在は4380円
現在の第1号被保険者(65歳以上の区民)の基準月額は4380円ですから、今回の保険料試算額はいずれも1000円以上の値上げとなる大変な負担増です。委員会で日本共産党はこのような負担増は認められない、値上げはすべきでないと質疑を行ないました。他党の議員は何も発言しませんでした。そればかりか自民党議員である委員長は共産党の発言・質疑を途中で封殺することまで行ないました。
際限のない値上げ全国紙も「このままでは制度の存続むずかしい」
介護保険はいまから12年前の2000年にスタートしました。日本共産党は介護を保険制度で行なうことには反対ではありませんが、スタートした介護保険は「重大な欠陥」を持っており、このままでは欠陥車が道を走るようなものだと指摘し法案には反対しました。
最大の欠陥は「際限のない保険料の値上げ」です。高齢者が増え、介護給付(ヘルパー派遣や介護施設など)が増えれば自動的に保険料が上がっていく仕組みで「介護を受けたければ高い保険料を受け入れよ」「高い保険料がいやなら介護は受けないでがまんしなさい」という「悪魔のサイクル」とでもいうべき仕組みです。
中低所得者に重い負担
もちろん介護にはお金がかかりますし、その一部を保険料で支えることは必要です。しかし非課税の高齢者をはじめ、原則どんな低所得者からも保険料を過酷に徴収する一方で、所得が何千万円あっても「頭打ち」で割安です。
12月3日付の日経新聞は「介護保険料月5000円時代」「自治体、対応に苦慮」「今のままでは制度の存続が難しい。国が制度自体を見直す必要があるとの声も出ている」と書きました。
国が制度を見直すとともに 国、都、区が公費負担を増やすべき
日本共産党はこうした欠陥をただすとともに、国、都、区が公費負担を増やして保険料値上げを抑えるべきだと具体的な提案を提出しています。
こんな値上げは許すことはできません